3DでHD動画も! 富士フイルムのデジカメ「FinePix REAL 3D W3」

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2010/08/17 18:56

 富士フイルムは、3Dの静止画と動画が撮影できるコンパクトデジタルカメラの新製品として、ハイビジョン(HD)画質の3D動画を撮ることができる「FinePix REAL 3D W3」を9月4日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は4万8000円前後の見込み。

「FinePix」のイメージキャラクター佐々木希さんと古森重隆代表取締役社長・CEO

 2009年8月に発売した世界初の3D対応コンパクトデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」の後継機。3Dと2Dの静止画と動画が撮影できる基本性能を軸に、従来の640×480ピクセルのVGA画質から1280×720ピクセルのHD画質の3D動画が撮影できるようになった。また、液晶モニタのサイズを、2.8型から3.5型へ大きくしたほか、3D静止画撮影でマクロモードを使えば、最短約38cmまでの接写ができるようになった。実勢価格は、6万円前後だった従来機から、5万円を切る価格まで抑えた。

FinePix REAL 3D W3

 本体にそれぞれ2基搭載するCCDとレンズで人間の両目の視差を人工的に作り出し、画像処理技術「リアルフォトエンジン 3D HD」で立体映像を合成する。液晶モニタは、裸眼で3Dが見られる「プレミアムクリア 3D液晶」で、撮影したその場ですぐに3D写真を見ることができる。また、HDMIのバージョン1.4に準拠するHDMI端子を備え、3Dに対応するテレビやPCとつなげば、大画面で3Dの静止画・動画が楽しめる。

REAL 3D W3の内部構造

 3Dの静止画や動画の撮影のほか、レンズが二つあることによる特殊な2D撮影を楽しむこともできる。例えば、二つのレンズの設定を広角と望遠にすることで画角の異なる撮影をする「テレ/ワイド同時撮り」、通常の色調やモノクロ、クロームなどの異なる風合いを楽しむ「2カラー同時撮り」、シャッタースピードの異なる画像を一度に撮影する「高/低感度同時撮り」などの撮影機能を備える。

液晶モニタは2.8型から3.5型に拡大

 撮像素子は有効1000万画素の1/2.3型CCD、レンズは焦点距離が約35-105mm(35mmフィルムカメラ換算)の光学3倍フジノンズームレンズを搭載。サイズは前モデル「REAL 3D W1」より薄く、軽量に仕上げた。幅124×高さ65.9×奥行き27.8mm、重さは230g。電源は充電式バッテリ。カラーはブラック。

3Dテレビと接続すれば大画面で立体写真や映像を楽しめる
(写真のテレビはパナソニック製)

 このほか、3D写真の印刷サービス「FUJIFILM 3D プリント」では、銀塩プリントによる従来のタイプに加え、専用のレンチキュラーシートに、熱昇華型方式で3D画像を直接プリントする「クリアタイプ」のサービスを9月上旬に開始する。サイズは2L、KGの2種類で、1枚あたりの価格はともに420円。

 発表会冒頭の挨拶で、古森重隆代表取締役社長・CEOは、「3Dが楽しめる環境は整ってきており、今後さらに加速するだろう。『REAL 3D W3』の投入によって、3D対応カメラの市場を開拓していきたい」と意気込みを語った。また、「現在3Dを楽しむにはコンテンツが不足している。家族や友人を撮るなど、身近な使い方をすることで楽しんでほしい」と期待を示した。

古森重隆代表取締役社長・CEO

 ゲストとして「FinePix」のイメージキャラクター、モデルの佐々木希さんが登場した。佐々木さんは、「REAL 3D W3」で実際に撮影した3Dの動画を大画面テレビで見ると、「地元・秋田の大曲の花火大会を撮ってみたいです」と興味津々。佐々木さんは古森社長から「REAL 3D W3」を贈呈されると、「身近な人、物、ペットを撮って楽しみたい。みなさんもぜひ使って下さい」と笑顔をみせた。

佐々木希さん

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