ハイアールジャパンセールス、「でんかのヤマグチ」で販売へ、まずは冷凍庫

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2010/08/13 18:39

 ハイアールジャパンセールス(杜鏡国代表取締役)は、東京都町田市の家電店ヤマグチ(山口勉社長)での製品販売に向け、調整に入った。まずは冷凍庫(フリーザー)を販売する。地域密着型の家電店に販路を広げることで、高齢者ユーザー獲得を目指す。

 町田市は、ヤマダ電機やヨドバシカメラなど、大手家電量販店がひしめく激戦区。ヤマグチは、家電販売にとどまらず、高齢者宅の電球の交換、さらには買い物や留守番などを担当者が引き受けるなど、地域に密着した手厚いサービスを武器に売り上げを伸ばしている。ハイアールジャパンセールスは、ヤマグチの経営理念に賛同するとともに、日本人向けに開発した基本機能や性能、部材調達力を生かしたコスト力を強みに、製品販売に弾みをつけることを目的に同店での販売に踏み切る。 

篠田誠・ハイアールジャパンセールス取締役副社長営業本部長

 まずは、ヤマグチが主力とするパナソニック製品と重複が少ない冷凍庫から販売する計画。ハイアールジャパンセールスにとっても11機種を揃える主力製品で、買い物に行く機会の少ない高齢者などにアプローチする。ハイアールジャパンセールスは、これを機に地域密着型の家電店の開拓に力を入れていく方針だ。