8月1日は「水の日」 学んで知って国際貢献、「Web水検定」がスタート

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2010/08/01 09:30

 特定非営利活動法人日本水フォーラム(竹村公太郎・代表理事兼事務局長)は、8月1日の「水の日」に、深刻化する世界の水問題を理解し、学んだ成果を試す検定制度「Web水検定」を開始した。受検料の一部は、井戸掘りやトイレ建設、水災害支援などの途上国の草の根活動の支援に使用する。

 世界の総人口の13%にあたる9億人は、汚染から保護されていない水源から飲み水を得ており、26億人が適切なトイレなどの衛生施設を利用できず、11億人にはトイレすらないという現実がある。「Web水検定」は、世界の人々が直面している水問題を学ぶきっかけづくりや知識を深めることを目的に、政府が「水の日」と定めた8月1日にスタートした。

「Web水検定」がスタート

 検定は3級、2級、1級の3段階で、2級受検は3級合格、1級受検は2級合格が条件。3級の資格制限はない。3級は水に関わる身近なテーマを中心に出題。問題は20問で受験時間は40分。2級は環境・生態系、気候変動、国際社会などで、問題は25問で受験時間は50分。1級は水に関わるあらゆるテーマについて、高度で幅広い知識力を測る。問題は30問で受験時間は60分。

水検定の体系

 申し込み、検定試験、結果発表、修了証の発行は、すべてウェブで行う。受検期間は2011年7月31日まで。合格すると修了証がダウンロードできる。受検料は、3級が3150円、2級が4200円、1級が5250円。クレジットカードかコンビニエンスストアでの支払いが選択できる。