大日本印刷と凸版印刷が電子書籍の協議会設立、円滑な制作・流通を目指す

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2010/07/28 20:08

 大日本印刷と凸版印刷は、電子書籍の協議会「電子出版制作・流通協議会」を設立した。日本の電子書籍ビジネスの成長と健全な発展を目指して、環境整備を目的に活動する。

 協議会には、出版社、印刷会社、ソフト会社など、89の企業や団体などが参加。内訳は、幹事会員が3社、一般会員が46社、賛助会員が36社・団体、特別会員が4人。

シャープが2010年中に発売する予定の電子書籍端末(試作機)

 活動内容は、電子書籍の制作・流通に関連する情報共有、制作・規格・仕様・流通に関する協議、電子書籍ビジネスの発展と普及に関わる活動、制作・流通面における日本モデルの検討及び協議、商業・公共・教育・図書館など関連分野に関する情報共有。

ソニーと凸版印刷、KDDI、朝日新聞社は企画会社の電子書籍配信事業準備会社を7月1日に設立

 電子書籍ビジネスの発展に必要な課題の整理と検証、配信インフラ基盤に関わる問題とその解決、市場形成における検証や電子書籍の振興に関わる提言など、出版関連団体や権利者、行政機関との連携を図ることで、電子書籍ビジネスの発展に貢献する活動を行う。