シャープ、水で焼くオーブン「ヘルシオ」、最上位機にタッチパネルを搭載

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2010/07/16 11:15

 シャープは7月15日、水で食材を焼く「ウォーターヒート技術」を採用したオーブン「ヘルシオ」の新製品として、操作画面にタッチパネル式の4.3型カラー液晶を採用した最上位機「AX-PX1」など3モデルを、8月20日に発売すると発表した。

 ラインアップと価格は、容量30Lで2段調理対応の「AX-PX1」が16万円前後、同容量でタッチパネル非搭載の「AX-GX1」が11万円前後、容量26Lで1段調理対応「AX-MX1」が7万5000円前後の見込み。

AX-PX1(ステラホワイト)

 「ヘルシオ」は、過熱水蒸気によって食材を調理するオーブン。高熱によって余分な脂分を、水蒸気で余分な塩分を落とす。加熱時に起こる細胞破壊や表面の乾燥を抑えることで、ビタミンCなどの栄養素を保持。食材の旨みを閉じ込めて、素材本来のおいしさを保つ。

 最上位機「AX-PX1」には、タッチパネル式の4.3型カラー液晶を操作画面に搭載。アイコンを指でタッチしてメニューを選択するほか、ページめくりのようにメニュー写真をスライドすることもできる。初めて「ヘルシオ」を使う人でもすぐに調理できるよう、基本的な使い方を紹介する「ヘルシオ教室」を備える。

「ソフト蒸し」で調理した鶏の柔らかハム

 このほか、「わがやのお気に入り」機能では、「鶏のから揚げ」「蒸し野菜」など、頻繁にする調理を16メニューまで登録できる。また、70-95度の蒸気で調理する「ソフト蒸し」の機能を装備。自家製のハムや温泉卵を作ることができる。

AX-PX1(レッド系)

 カラーは「AX-PX1」がレッド系とホワイト系のステラホワイト、「AX-GX1」がレッド系とホワイト系、「AX-MX1」がレッド系とホワイト系のステラホワイト、シルバー系。ステラホワイトは今回初めて追加した新色で、白を基調としたキッチンになじむよう投入したもの。

 波頭真吾・健康・環境システム事業本部 調理システム事業部 副事業部長兼国内商品企画部長は、「『ヘルシオ』は、30代から60代までの幅広いユーザーに支持されている。2010年度は、累計販売台数で100万台を目指す」と意気込みを語った。

波頭真吾氏