シャープ、業界最高の明るさのE17口金小形電球タイプなどLED電球6機種

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2010/07/14 15:10

 シャープは、7月13日、LED電球「ELM(エルム)」の新製品として、E17口金の小形電球タイプとシャンデリア電球タイプ、E26口金の一般電球タイプの計6機種を、8月25日に発売すると発表した。

 新製品は、E17口金が小形電球タイプの昼白色相当「DL-JA51N」と電球色相当「DL-JA42L」、シャンデリア電球タイプの電球色相当(クリアカバー)「DL-JC2BL」と電球色相当(乳白色カバー)「DL-JF2BL」の4機種。実勢価格は、それぞれ4000円前後の見込み。昼白色相当「DL-JA51N」は、国内市場で販売するE17口金小形電球タイプで業界最高の明るさを実現した。

左から、E17口金小形電球タイプの昼白色相当「DL-JA51N」と電球色相当「DL-JA42L」、シャンデリア電球タイプの電球色相当(クリアカバー)「DL-JC2BL」と電球色相当(乳白色カバー)「DL-JF2BL」

 シャンデリア電球タイプは、LEDデバイスの上にレンズを組み合わせ、光を拡散することでキラキラ感を表現したほか、直進性の強いLEDの光を集光・拡散し、上向きに取り付けても光が自然に広がるようにした。ホテルやレストランなどの商業施設向けの販売拡大を目指す。

 E26口金が、一般電球タイプの昼白色相当「DL-LA41N」、電球色相当「DL-LA32L」の2機種。実勢価格はそれぞれ3000円前後の見込み。

E26口金一般電球タイプの昼白色相当「DL-LA41N」と電球色相当「DL-LA32L」

 国内の光源別電球市場をみると、2009年のLED電球の構成比は4%(500万個)だったが、同社は「10年には構成比14%(2000万個)、12年には36%で全体の3分の1以上がLEDになっていく」(大塚尚孝・健康・環境システム事業部副本部長兼LED照明事業推進センター所長)と予測。こうした市場拡大を背景に、ラインアップの強化を図り、販売拡大を目指す。

 今回の新製品からパッケージを一新。「ELM」のブランドカラーとして、環境やエコをイメージした緑色を採用した。LED電球の環境性能をアピールするとともに、眠りにつきやすく、目覚めのよい明りなど、人間の生活リズムをつくるという意味を込め、健康と環境を軸にした事業展開を推進していく。