世界一早いiPhone 4発売、21日から並んだ男性がソフトバンク表参道の初購入者

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2010/06/24 19:30

 ソフトバンクモバイルは、6月24日午前8時、全国のソフトバンクショップのうち15店舗などで、iPhoneの新モデル「iPhone 4(アイフォーンフォー)」の販売を開始した。直営店のソフトバンク表参道では、発売セレモニーを開催。孫正義社長が登場し、並んだ320人以上の購入希望者とともに、世界で一番早いiPhone 4発売を祝った。

発売開始の午前8時には320人以上が並んだ

 iPhone 4は、アップルの新しいCPU「A4プロセッサ」と、100以上の新機能を盛り込んだ新OS「iOS 4」を搭載。デザインを一新し、ガラスとステンレスを組み合わせたほか、厚さは9.3mmと、従来のiPhone 3GSより薄くなった。 

iPhone 4

 新しい液晶ディスプレイの解像度は、従来の4倍の960×640ピクセル。バックとフロントにカメラを備え、アプリケーション「FaceTime」を使用してビデオ通話ができる。720pのハイビジョンムービー撮影にも対応した。

 マルチタスキングに対応し、複数のアプリケーションを一瞬で切り替えることができる。

 時差の関係から、世界で一番早くiPhone 4を発売することになった日本。ソフトバンク表参道前には、320人以上の購入希望者が並んだ。午前8時10秒前から、孫社長と購入希望者が発売までのカウントダウンを開始。販売開始の瞬間、会場からは大きな歓声が沸き起こった。

 一番最初にiPhone 4を手にしたのは、「21日の15時29分から並んでいた」という音楽家の高橋登也さん(30代後半)で、孫社長から直接iPhone 4を受け取った。 

手に入れたiPhone 4を嬉しそうに掲げる高橋さん

 高橋さんは、「フロントのカメラで自分撮りができてうれしい。撮った映像は『Ustream』などで配信したい。より自分をアピールする機会が増えたと思う。また、画面の解像度が高くなったのが、見てすぐにわかった。カメラの画素数もアップしていて、これならデジタルカメラを持ち歩かなくてもいいかもしれない」と笑顔で語った。 

iPhone 4をアピールする孫社長

 孫社長は、「ハードとソフト、ともにiPhone 3GSから改善されている。画面の美しさ、カメラの画素数の高さなど、触ればすべての進化を直感的に感じることができる。全世界で、iPhone 3GSの10倍を越える予約が入った。たった1製品で世界中の人々を熱狂させ、ライフスタイルを変える製品は、ほかにはなかなかない」とアピールした。