J:COM、アナログ停波後もアナログテレビで地デジ視聴、15年3月末まで

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2010/04/14 11:28

 ジュピターテレコム(J:COM、森泉知行社長)は、2011年7月24日から15年3月末日までの期間限定で、アナログテレビで地上デジタル放送が見られるサービスを提供する。

 2011年7月24日のアナログ停波後も、ケーブルテレビを視聴するためのSTB(セットトップボックス)がなくても地デジ番組が見られる。J:COM加入者がSTBと接続していない部屋のテレビで地デジ番組が見られるほか、加入者でなくてもNHKや民放以外のローカル局の番組が映ればJ:COMラインに接続しているので視聴が可能。これらの対象住宅では、新たな設定をせずに、11年7月24日から15年3月末日まで地デジを見ることができる。

 2011年7月24日のアナログ停波後の対策として、総務省はケーブルテレビ事業者に対し、地上デジタル放送をアナログ方式に変換する「デジアナ変換」の導入を要請している。J:COMはこれを受けて、「デジアナ変換」を導入によって、加入者に限らず、NHKや民放以外のローカル局が放送されるJ:COMのラインに接続している集合住宅や一戸建て住宅で、地デジ放送が見られるようにする。

 同社は今回の取り組みで、地デジ対策に関する国民負担の軽減のほか、アナログテレビ廃棄の抑制によって、環境負荷の軽減も果たすとしている。