日本ビクター、3万円前後の高級イヤホン、木の振動板を新たに開発

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2009/12/24 15:20

 日本ビクターは12月24日、振動板の素材に木を使ったカナル型イヤホンの第2弾製品「HA-FX700」を2010年2月上旬に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は3万円前後の見込み。

HA-FX700

 木の振動板を採用した「ウッドドームユニット」を新たに設計。音の伝わりが速いカバ材を使用し、ウッドドームの表面積を従来モデル「HP-FX500」に比べて約197%拡大した。加えて、振動板の歪や共振を抑えるために、表面を円錐形状に加工。低音域の歪みと高音域の共振を抑え、重厚な低音域とピュアな中高音域を量感豊かに再生する。

 また、イヤホンのきょう体にも木を採用した「ウッドドハウジング」によって、自然な音の広がりや余韻などを臨場感豊かに再現する。

 ユニットの前面と背面に比重の大きいブラス(真鍮)リングを配置した新開発「デュアルハイブリッド構造」を採用。ユニットをブラスリングではさみ込むことにより、振動ロスを低減するとともに振動版の歪みを抑え、解像度の高いクリアなサウンドを再生する。

 再生周波数帯域は6Hz-26000Hz。重さは9.6g。コード長は0.8mで、0.7mの延長コードを付属する。イヤーピースはシリコンタイプのS、M/Lサイズと、低反発タイプのS/Mサイズが付属。 

AVCアリセサリー事業部 商品企画室 主査の澤田孝氏

 発表会でAVCアリセサリー事業部 商品企画室 主査の澤田孝氏は、「『原音探求』の思想のもと、楽器やボーカルの本来の音を伝えたいという思いでヘッドホン・イヤホンの開発を進めてきた。そこで、優れた音響素材である木に注目した。2008年度には世界で初めて振動版に木を採用した「HP-FX500」を投入。自然な音の広がりをアウトドアで楽しめるモデルとして高い評価をいただいている。新製品『HA-FX700』には、長年培ってきたヘッドホンの音響技術を惜しみなく投入し、素材まで見直して新しい設計のパーツを取り込んだ。楽器の生の音色と演奏時の空気感まで伝えることができる」と、自信をみせた。