東芝、次世代液晶テレビ「CELLレグザ 55X1」を12月10日に発売決定

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2009/12/07 18:45

 東芝は12月7日、次世代液晶テレビ「CELLレグザ 55X1」の発売日を12月10日に決定するとともに、インターネット映像の高画質化などの新機能を追加すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は100万円前後の見込み。

CELLレグザ 55X1

 「CELLレグザ 55X1」は、東芝が10月に発表した次世代液晶テレビで、当初は12月上旬発売としていた。ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション3」も採用するCPU「Cell Broadband Engine」を採用し、3枚のデジタル基板で構成した「CELLプラットフォーム」を搭載。従来の「REGZA」シリーズと比較して、143倍の演算能力を実現している。

 LEDバックライトを採用した55V型のフルハイビジョン対応液晶パネルを搭載。業界最高のピーク輝度1250cd/m2、ダイナミックコントラスト比500万:1で、高精細な映像を表現する。また、地上デジタル×11、BS・110度CSデジタル×3、地上アナログ×1の合計15基のチューナーと、3TBのHDDを内蔵。複数の映像を並列処理でき、過去約26時間分の番組を最大8チャンネル分保存できる。

 新たに、ブロードバンドサービスにも「ネット超解像技術」を適用。発売時に対応を予定していた「アクトビラ ビデオ・フル」と「テレビ版Yahoo! JAPAN」、また来年1月末に対応を予定していた「ひかりTV」について、2月末に放送波と専用サーバーからのソフトウェア・ダウンロードによるバージョンアップ対応を行う。これによってインターネット映像の圧縮ノイズを検出・分離し、精細感のあるクリアな映像を楽しむことができるようになる。