東芝、「Windows 7」搭載のノートPC秋冬モデルの内覧会――「新OSに期待」

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2009/10/22 19:06

 東芝は10月22日、マイクロソフトの新OS「Windows 7」の発売にあわせ、全機種に同OSを搭載したノートPCの09年秋冬モデルの内覧会を開いた。

Windows 7を搭載したノートPCの09年秋冬モデルの内覧会

 同日から順次販売を開始したノートPCの09年秋冬モデルのコンセプトは「もっとWindows 7をいかせるPCを選ぼう」。内覧会で同社広報は「今回はフルラインアップにWindows 7を備えた。OSが変わると、PCでできることも変わるので、Windows 7にかなり期待している」とコメントした。

同社独自のソフト「動画で学ぶWindows 7」

 会場に設置した「Windows 7体感ブース」には、新OSの基本操作を動画で説明する、独自のソフト「動画で学ぶWindows 7」をプリインストールしたモデルを展示。OSの起動やマウスの基本操作から、複数のウィンドウを操作する応用まで、同社のアザラシをモチーフにしたキャラクター「ぱらちゃん」がわかりやすく解説してくれる。

 そのほか、来場者の注目を集めていたのは、ノートPC秋冬モデルの最上位機種、AVノートPC「Qosmio」シリーズの「G60/97K」と、新しく「dynabook」のラインアップに追加したネットノート「MXシリーズ」。

「Qosmio G60/97K」はBDへの高速ダビング機能が特徴

 フルハイビジョン対応の18.4型ワイド液晶を備える「G60/97K」は、独自の映像専用エンジン「SpursEngine」を搭載し、非搭載のマシンと比べて、ハイビジョンのホームビデオや編集した地上デジタル放送の番組を5倍の速度でBDへ書き込めるのが特徴。今後、同エンジンを用いたBDへの高速ダビング機能をほかの機種にも採用するかについて、広報担当者は「新しい技術がユーザーに受け入れられるかどうかを見て、ニーズがあれば普及したい」と述べた。

「MXシリーズ」はデザインを重視

 一方、画面サイズ13.3型と11.6型から選べる「MXシリーズ」は、インテルの超低電圧版CPUの採用により処理性能を強化した「ネットブックの1つ上のランク」がコンセプトのモバイルPC。他社メーカーからも超低電圧版CPUを採用したノートPCの発表が相次いでいるなか、「デザイン。デザインを見てください。かなり自信がありますよ」(同社広報)と、高級感を追求した外観をアピールしていた。
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