ASUS、超低電圧版CPUの新しい「ULシリーズ」など、Windows 7搭載モバイルPC

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2009/10/21 18:57

 ASUSTeK Computer(ASUS)は10月21日、新OS「Windows 7」を搭載したモバイルノートPCとして、インテルの超低電圧版プロセッサを採用した新シリーズ「ULシリーズ」とネットブック「Eee PC Seashell」を、10月24日から順次発売すると発表した。価格はいずれもオープン。

超低電圧版CPUを備える新しいモバイルPC「ULシリーズ」



 新シリーズ「ULシリーズ」は「UnLimited」がテーマ。既存の「Uシリーズ」よりも価格を抑え、ネットブックよりも性能を充実させたのが特徴。インテルの超低電圧版CPUを採用したほか、OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumを搭載する。本体の素材にはアルミニウムを使用し、シャープな印象に仕上げた。画面サイズの異なる2モデルを用意する。

UL20A

 12.1型ワイド液晶の「UL20A」は、光学ドライブ非搭載のモデル。主な仕様はCPUがCeleron SU2300(1.2GHz)、2GBのメモリ、約320GBのHDD、通信機能として無線LAN IEEE802.11b/g/nとBluetooth Version 2.1+EDRなど。バッテリーの駆動時間は約7.4時間。サイズは幅296×奥行き210×高さ12.1-25.9mm、重さは約1.56kg。実勢価格は5万9800円前後の見込み。

 一方「UL80AG」は、14.0型ワイド液晶を搭載し、CPUの異なる2機種をラインアップする。主な仕様は、2GBのメモリ、約320GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブ、通信機能として無線LAN IEEE802.11b/g/nとBluetooth Version 2.1+EDRなど。サイズは幅330×奥行き240×高さ14-26.8mm、重さは約1.98kg。いずれも統合ソフトOffice Personal 2007を搭載する。カラーはシルバー。

UL80AG

 実勢価格は、CPUがCeleron SU2300(1.2GHz)の「UL80AG-WX010VS」が9万9800円前後、Core 2 Duo SU9400(1.4GHz)の「UL80AG-WX001VS」が12万9800円前後の見込み。なお、「UL80AG-WX010VS」ではOffice非搭載モデル「UL80AG-WX010V」も選択できる。価格は7万9800円前後の見込み。

約8.4時間駆動のネットブック「Eee PC Seashell」



 「Eee PC Seashell」は、貝殻をモチーフにデザインした10.1型ワイド液晶搭載のネットブック。OSはWindows 7 Starterを採用したほか、同社の省電力技術「Super Hybrid Engine」によって、約8.4時間のバッテリー駆動時間を実現した。また、最上位モデルの「Eee PC 1005HR-WS」には「Eee PC」シリーズで最も解像度の高い1366×768ドットの画面を搭載。なお、それ以外のモデルの解像度は1024×600ドット。

Eee PC Seashell(Eee PC 1005HR-WS)

 主な仕様は、CPUがAtom N280(1.66GHz)、1GBのメモリ、通信機能として無線LAN IEEE802.11b/g/nとBluetooth Version 2.1+EDRなど。サイズは幅262×奥行き178×高さ25.9mm、重さは約1.27kg。

 ラインアップと実勢価格は、HDD容量が約250GBの「Eee PC 1005HR-WS」が4万9800円前後、同じHDD容量の「Eee PC 1005HE-WS250」が4万6800円前後、約160GBのHDDを装備する「Eee PC 1005HE-WS160」が4万4800円前後の見込み。

 カラーは、最上位モデル「Eee PC 1005HR-WS」がパールホワイトとクリスタルブラックで、そのほかはこれらにシルバーを加えた3色を揃える。
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