G Data、トレントネットワークにおける感染ファイル数上昇を警告

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2009/09/30 18:24

 G Data Softwareは9月30日、P2Pの分散型ネットワーク「トレント」の利用者および利用機関に向け、同ネットワークのP2Pのファイル共有サービスにおける感染ファイルが著しく増加しているとして、注意を呼びかけた。

 同社によると、8月から9月にかけてトレントネットワーク内での感染ファイルが増加し、最初の1週間で約3倍にまで上昇した。特に検索サイト「Torrentreactor.net」では90%以上のドメインが感染。他のジーデータセキュリティラボの分析では、多くのマルウェアは、ワレズ(warez)や動画、音楽ファイルなどの配布に伴ってたという。

 トレント検索サイトごとの8月の感染ドメイン数は「Torrent.to」が4076件、「Torrentreactor.net」が3456件、「ThePiratebay.org」が389件、「Bit-torrents.6x.to」が265件。

 G Dataではこのうち、同社のマルウェア統計に基づく限りでは、特に「torrentreactor.net」を、注目すべきマルウェア出所場所としている。9月1-3日の3日間だけでもマルウェアの数が2400以上にのぼり、ファイル全体の90%以上を占めていた。同社では、この勢いは10月も止まらないとしている。

 この件に関してラルフ・ベンツミュラー・G Dataセキュリティラボ所長は「これらの数字からみて、P2Pサービスとりわけトレントによるダウンロードについては、細心の注意を払うべきでしょう。ここでは著作権の問題についてはふれませんが、P2Pのダウンロードファイルがマルウェアに感染している危険性は、ウィニーやシェアだけでなく、いずれにおいても、きわめて高いということを自覚してほしいと思います」とコメントしている。

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