ジャストシステムは9月1日、ウイルスなどの脅威への対応時間を大幅に短縮した総合セキュリティソフト「Kaspersky Internet Security 2010」と、Mac用のアンチウイルスソフト「Kaspersky Anti-Virus for Mac」を、10月16日から順次発売すると発表した。ともに、約45分に1回ウイルス定義ファイルの自動更新を行う。

総合セキュリティソフトなどを発表

 主なラインアップと税抜き価格は、「Kaspersky Internet Security 2010」の1年版が6800円(ダウンロード版4680円、以下同様)、2年版が1万500円(8380円)で、「Kaspersky Anti-Virus for Mac」の1年版が4900円(3900円)、2年版が8200円(7200円)。なお、「Kaspersky Internet Security 2010」は1本でPC2台までアクティベーションできる。

(左から)「Kaspersky Anti-Virus for Mac」と「Kaspersky Internet Security 2010」

 「Kaspersky Internet Security 2010」では、ウイルス情報を世界中のユーザーから収集する「カスペルスキーセキュリティネットワーク(KSN)」を強化。KSNで集めた情報をデータベースと照合した上で、緊急検知システム(UDS)に反映する時間を約40秒まで短縮した。

 また、万一ウイルスの侵入を許しても、不審な動きをヒューリスティック技術で検知し、感染を未然に防ぐ「プロアクティブディフェンス」機能も強化した。さらに、4段階に分類された信頼度ごとの監視ルールに基づき、アクセスに制限を設けてアプリケーションの動きを監視する「アプリケーションコントロール」機能も備える。

 さらに、隔離された仮想空間でアプリケーションを展開する「仮想実行スペース」を追加。危険なアプリケーションを実行してしまった場合や、フィッシング詐欺などの危険なサイトを開いてしまった場合でも、実環境へ影響しないため、個人情報流出などの被害を防げる。

 そのほか、検索結果に対して視覚的に危険度を表示しフィッシングから防御する「危険サイト診断」、ゲーム中のウイルス処理を自動化する「ゲームモード」といった機能も新たに搭載したほか、スキャン時間を従来版と比べ約70%短縮している。対応OSはWindows Vista/XPで、Windows 7への対応を12月までに実現する予定だという。

 一方、「Kaspersky Anti-Virus for Mac」は、ウイルス、トロイの木場やワームのほか、スパイウェア・アドウェア、ダイアラー、リスクウェアなどからPCを保護するMac向けアンチウイルスソフト。用途に応じたスキャンを実行できる「完全スキャン」と「重要な領域の簡易スキャン」の2種類を用意する。また、感染もしくは潜在的に感染しているオブジェクトの検索と分析を行い、潜在的に感染しているオブジェクトのウイルス除去と削除も可能。対応OSはMac OS X 10.4.11以降。

川合林太郎・Kaspersky Labs Japan社長

 川合林太郎・Kaspersky Labs Japan社長は「07年からマルウェアが急増し、09年では1分ごとに50個のテンポで増加している」と説明。また「ウイルス対処は連携に基づくコレクティブ・ディフェンスの時代に突入した」とし、今回のアップグレードでは、PCを「全世界で守る」ことをキーワードにしたとコメントした。
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