NTTドコモは7月28日、富士通製のシニア向け携帯電話「らくらくホン」シリーズで、初の防水性能を備えた「らくらくホン6」を8月7日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は5万円前後の見込み。


 「泥がついても洗い流せるから安心」をコンセプトとした防水・防塵性能を備える端末。防水はIPX5/IPX7等級で、台所や洗面所などの日常生活のほか、海や川のレジャーで濡れてもそのまま使用できる。さらに、同シリーズのユーザーであるシニア世代は、ガーデニングや園芸を趣味としている人が多く、こうした作業の際に泥がついても洗い流せるのもメリット。IP5X等級の防塵性能も備える。

泥がついても洗い流せるから安心

 新機能として、自動的に本体が最適な設定をしてくれる「おまかせ」機能を充実させた。例えばメールでは、文章の内容を判断して絵文字を挿入してくれる「おまかせ絵文字」に対応。待ち受け画面では「おまかせランダム待ち受け」として、あらかじめ設定したメールアドレスから送られてきた写真をランダムに表示する機能も搭載する。カメラには、被写体との距離が変わってもピントを合わせ続ける「おまかせオートフォーカス」を採用した。

 従来モデル「らくらくホンV」から備える健康管理機能も引き続き搭載する。今回新たに、活動量計や瞬間運動強度測定、歩数と活動量計を連携したサービスを提供する。活動量計とは「体操」が4Ex(エクササイズ)、「ジョギング」が7Exなど、さまざまな運動の目安を数値で表し、目標値の達成状況をグラフで表示して毎日チェックできるもの。一方、瞬間運動強度測定とは、「ゴルフのスイング」が13.3METs(メッツ)など、瞬間的に動く力を数値化して確認することができ、日々の健康管理に役立てられる。

らくらくホン6

 このほか、通話機能では、周りが騒がしいくても相手の声が自然に聞こえる「スーパーはっきりボイス3」、相手に自分の声をはっきり伝えられる「スーパーダブルマイク」を搭載。相手の話す声がゆっくり聞こえる「ゆっくりボイス」などの機能を備える。

 メインディスプレイは約2.8型のTFTカラー液晶で、同シリーズとして初めてワンセグにも対応した。約320万画素のカメラも装備する。本体サイズは幅50×高さ109×厚さ17.7mm、重さは約122g。カラーはシルバー、ネイビー、ラベンダー、レッドの4色。ラベンダーには草の模様を描いた。

CMのイメージキャラクター 大竹しのぶさん

 「らくらくホンシリーズ」は、99年9月の初代「らくらくホン P601es」以来、09年で発売10年目を迎えた。NTTドコモの永田清人・執行役員 プロダクト部長はこれを受けて、「(同シリーズの中でも)『最新機能を使いたい』『電話だけできればいい』などユーザーの要望はさまざま。こうしたそれぞれのライフスタイルにぴったり合ったものを提供していく」と方向性を語った。また、富士通の富田達夫・代表取締役副社長は、新製品について「富士通らしい製品。お客様の視点に立った製品だと自負している。主力機種として販売の柱にしていきたい」と自信を見せた。

 製品のイメージキャラクターには、前回に引き続き女優の大竹しのぶさんを起用。大竹さんが「らくらくホン」のCMに出演するのは今年で6年目となる。大竹さんは、09年3月に「らくらくホン」シリーズの累計販売台数が1500万台に達したことに触れ「うれしいです。よく見かけるようになったので。この2年くらいで『らくらくホン』という名称が浸透しているかなと感じる」と笑顔を見せた。なお、「らくらくホン6」のCMは8月7日から放送する。

左からNTTドコモの永田清人・執行役員 プロダクト部長、大竹しのぶさん、富士通の富田達夫・代表取締役副社長