KDDI、犬やバッグ型など水玉模様の高級ケータイ、「iida」で草間氏デザイン

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2009/07/24 17:56

 KDDIは7月24日、携帯電話の新ブランド「iida」のうち、デザイナーとコラボした「Art Edition」から、前衛芸術家の草間彌生氏が手がけた「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」「私の犬のリンリン」「宇宙へ行くときのハンドバッグ」の3作品を7月30日に発売すると発表した。「iida」専用Webサイトのほか、草間彌生氏正規代理ギャラリー「オオタファインアーツ」など特定の店舗で販売する。

ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい

 「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」は、赤と白のビビッドな水玉模様をモチーフにした作品。携帯電話のほか、オブジェとしての箱とストラップを付属する。箱の側面に備えるスコープをのぞき込めば、中に貼られた鏡によって水玉模様の世界が広がる。草間氏の直筆サイン入り。100台の限定販売で、価格は100万円。

私の犬のリンリン

 「私の犬のリンリン」は、ピンクの地に白の水玉模様をあしらった犬型のオブジェ。背中のふたを開けると、「リンリン」と同じ柄の携帯電話が収まっている。耳と口の中はオレンジの地に水色の水玉模様を描いた。このほか、ストラップも付属する。「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」と同様、オブジェには草間氏の直筆サイン入り。100台の限定販売で、価格は100万円。

宇宙へ行くときのハンドバッグ

 「宇宙へ行くときのハンドバッグ」は、横長のハンドバッグの形をした携帯電話。表面にはピンクと白の水玉模様が描かれている。本体を縦に開けば10キーや液晶画面が現れるほか、側面には手提げ用の紐を備える。紐はフック付きで、取り外すことも可能。1000台の限定販売で、価格は10万円。

 3機種は「iida」のプロジェクトの一つ「Art Editions」における最初のモデルとして誕生した。同プロジェクトは、現代アーティストとともに、携帯電話を現代アートに一変させるという試み。ともにアート作品として販売するため、通信契約を伴わない本体のみの販売となる。携帯電話として利用するには、別途手続きが必要。