キングソフトは7月15日、ネットブックやスペックを抑えたパソコンに特化した統合型セキュリティソフト「Kingsoft Internet Security U Service Pack 1 quick(キングソフトインターネットセキュリティユーサービスパックワンクイック)」のダウンロード版を同社Webサイトで提供した。対応OSはWindows Vista/XP/2000。


 ウイルスやスパイウェア、フィッシング詐欺などのリスクからパソコンを守る統合型セキュリティソフト。現行製品である「Kingsoft Internet Security U Service Pack 1」から、パソコンの健康状態を採点して修復する「セキュリティケア」を取り除き、従来は1日数回行っていたパターンファイルの更新を1日1回にするなど機能を絞ったことで、スペックの低いネットブックや中古パソコンでも快適に動作するという。

「Kingsoft Internet Security U Service Pack 1」との比較

 パターンファイルのデータベースの更新は、PCのセキュリティを実質的に確保できる現行製品の10分の1まで絞って行う。これにより、起動時間とスキャン時間を短縮できるほか、CPUとメモリの占有率も軽減できる。パターンファイル更新中もパソコンの作業を妨げない。

他社製品との1回目のスキャン所用時間の比較

 ダウンロード版は、広告付きの完全無料版と、広告無しの1年更新版980円、無期限版1980円をラインアップする。パッケージ版は秋頃発売予定で、価格などの詳細は未定。

 発表会で沈海寅(しんかいいん)・代表取締役社長は、「今までPCは、スペックがよくなっていく傾向にあり、ソフト業界はそれを前提として製品を作ってきた。しかし、昨年からスペックを絞ったネットブックが増えてきて、現行のセキュリティソフトが合わないということが深刻になりつつある。ネットブックユーザーは、セキュリティソフトをインストールしないか、重さを我慢して使っているのが現状。そこで、ネットブックでも快適に動作する製品を提供する。ネットブックを前提として本格的に開発したのは、本製品が日本で初めてだと思っている」と語った。

代表取締役社長の沈海寅氏と翁永飆氏

 続いて翁永飆(おうえいひょう)・代表取締役社長は、「ネットブックだけでなく、スペックの低い中古パソコンやインターネットカフェのパソコンにも導入を検討してもらえる製品」と、ネットブック以外にも活用できることをアピールした。