【サンフランシスコ発・井上真希子】米サンフランシスコで6月8日に開催されたアップルの技術者向けイベント「Apple Worldwide Developers Conference 09(WWDC 09)」。基調講演を終えた翌日の9日、市内のアップルストアを訪問して、その盛況ぶりを見てきた。

米サンフランシスコのアップルストア

光溢れる明るい店内ではガラスの階段がお出迎え



 店に面した交差点を渡る時から目に飛び込んできたのが、カラフルなiPhoneアプリのアイコンが映える、1階のショーウィンドウ。店舗の外観はシルバーの外壁にホワイトの「リンゴのロゴ」を描いたシンプルなもので、基本的なデザインは日本の銀座店と同じようだ。

iPhoneアプリの色鮮やかなアイコンがガラス越しに揺れる

 世界各国にあるアップルストアは、それぞれ店内のつくりが異なるという。サンフランシスコ店の中に入ってまず目につくのは、まっすぐに上に伸びるガラス製の階段。見上げると2階まで吹き抜けになっている。屋根もガラス張りなので明るい光が差し込み、開放感たっぷりだ。平日の昼間にも関わらず、店内は子どもや若者、お年寄りなど年齢・性別を問わずさまざまな客で込み合う。入り口をしばらく観察していても、客足が途絶えることはなかった。

13.3型ワイドの「MacBook Pro」新モデル、人気は上々



 入り口のすぐ左には、8日のWWDCの基調講演で発表された新しい「MacBook Pro」の13.3型ワイド液晶搭載モデルが、さっそく専用コーナーを設けて展示されていた。せっかくなのでちょっと触ってみたかったのだが、どの実機も既に客で埋まっており、あえなく断念。ユーザーの食いつきは上々のようだ。

13.3型ワイド液晶搭載の新モデル「MacBook Pro」専用コーナー

 そのほか、1階のフロア右手には「MacBook」と「iMac」、左手奥にはiPodが置かれ、日本の店舗と同じく、どのコーナーでも直接製品に触ることができる。ただし、常にほとんどの実機が客で埋まっているので、空くのを少し待たないと触れない状態。とはいえユーザーにとって、思う存分実機が味わえるというのはうれしい環境だ。

スタッフとの“距離の近さ”がユーザーの支持につながる



 続いてガラス製の階段で2階のフロアに上がってみると、つきあたりがシアターになっていた。このシアター、なんでも映画製作会社ピクサーの映画館と同じデザインのイスを採用しているとのことで、この時はちょうどiPhoneの使い方についてのワークショップが開かれていた。

 シアターをはさんだフロア左側には、iPod向けのヘッドホン・イヤホンやスピーカー、MacBookを持ち運ぶためのバッグなど、各種アクセサリーが揃っている。一方、右側には相談窓口を設置。ユーザー1人に対してスタッフ1人がつき、Macの使い方についてアドバイスする有料サービス「One to One」も、このフロアで行われていた。

2階にはイヤホン・ヘッドホン、スピーカーなどのiPod周辺機器が並ぶ

 店内をまわって感じるのが店員の多さ。ブルーのTシャツを身に着けたカジュアルな雰囲気の店員が、ユーザーに丁寧に説明をしているのが印象的だった。こうした光景は、日本のアップルストアでも同様に見られる。単に製品を店頭に並べるだけではなく、スタッフを通じて製品のよさを伝えようとするのは、アップルならではの販売手法といえる。ユーザーに対するこのような配慮が行き届いている点もまた、アップル製品が強く支持されている理由の一つだろう。adpds_js('http://ds.advg.jp/adpds_deliver', 'adpds_site=bcnranking&adpds_frame=waku_111352');