KDDI、09年夏モデル8機種、ハイビジョン動画が撮影できるモデルなど

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2009/05/25 18:20

 KDDIは5月25日、携帯電話ブランド「au」から新機種8モデルを発表し、先日発表した「iida」ブランドの4機種や法人向け携帯電話「E06SH」を加えた13機種を、09年夏モデルとして5月29日から順次発売すると発表した。


 発表会の冒頭、小野寺正・代表取締役社長兼会長は、09年夏モデルのコンセプトについて、「『去年と違う夏。』。今年の夏がauの携帯電話ユーザーにとって、去年と違う素敵な、ワクワクするような夏になるように願いを込めた」と語った。

小野寺正・代表取締役社長兼会長

小説約5000冊を持ち運べる「biblio」



 東芝製の「biblio(ビブリオ)」は、小説約5000冊を持ち運んで閲覧することができる端末。大容量約7GBのデータフォルダと電子書籍ビューアー「Book Player」を搭載し、コンテンツは電子書籍サービス「EZブック」からダウンロードする。デザインは、本を読むスタイルを想起させる横スライド方式を採用した。画面を触ることで操作可能なタッチスタイルとキー操作の2つの操作に対応。また、画面を横向きにすると10キーがQWERTYキー表示に切り替わり、PCのような感覚で利用できる。

biblio(ネイビーブラック)

 また、IEEE 802.11b/g対応無線LANと固定ブロードバンド回線を通じて「EZweb」を含むインターネット接続が可能な「Wi-Fi WIN」に対応。大容量インターネットコンテンツを快適に利用できる。

 そのほか、3.5インチワイド液晶や有効約511万画素のカメラなどを備える。本体サイズは幅56×高さ113×厚さ17.4mm、重さ約164g。カラーはネイビーブラックとオフホワイト。

個人に合ったエクササイズプログラムを提案する「Sportio water beat」



 シャープ製の「Sportio water beat」は、日常のスポーツをサポートするサービス「au Smart Sports」の新しいアプリケーションをプリインストールするのが特徴。簡単な質問に答えるだけで、健康状態やライフスタイルに合わせた100種類のエクササイズプログラムを提案する「Fitness」のほか、ゴルフの目標を「おしゃれゴルファー」「即席ゴルファー」「アスリートゴルファー」の3つから設定すると、目標に合わせたレッスン・コンテンツを提案してくれる「Golf」などを備える。

Sportio water beat(フレッシュグリーン)、「Fitness」アプリがエクササイズプログラムを解説

 また、タニタ製の体組成計「BC-504」と連携し、体重や体脂肪率等の測定データをBluetoothを利用して携帯電話に転送し、ヘルスケアアプリ「Karada Manager」に記録することで、毎日の健康管理が簡単に行える。防水機能を備え、突然の雨や水しぶき、運動後のバスタイムでも使用可能。

 約3.0インチワイド液晶、有効約300万画素のカメラを備える。本体サイズは幅51×高さ98×厚さ14.8mm、重さ約108g。カラーはスマートシルバー、フレッシュグリーン、ホットピンク、クールパープルの4色。

ハイビジョン動画を撮影できる「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」



 日立製作所製の「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」は、国内で初めて1280×720画素、最高30fpsのハイビジョン動画を撮影可能な携帯電話。高画質エンジン「Picture Master for Mobile」や手ブレ補正機能、顔検出オートフォーカス機能などを備える。光学3倍ズームにも対応する。

Mobile Hi-Vision CAM Wooo(レイズブルー)のムービーオープンスタイル

 また、携帯電話として世界で初めてHDMI端子を搭載し、撮影した映像を高画質のままハイビジョンテレビやパソコンで楽しむことができる。最大8GBのmicroSDHCカードに対応し、最長4時間のハイビジョン動画の保存が可能。

Mobile Hi-Vision CAM Wooo

 従来の2WAYオープンスタイルに加え、デジタルビデオカメラのようにモニタの角度を調節できるムービーオープンスタイルに対応した「3WAYオープンスタイル」を採用。本体サイドに録画やズームの専用キーを設ける。

 約3.0インチワイド液晶を搭載。カメラは有効約500万画素。本体サイズは幅118×高さ50×厚さ19.9mm、重さ約152g。カラーはレイズブルー、マイカブラック、カシスレッド。

ソーラーパネルを搭載、太陽光で充電できる「SOLAR PHONE SH002」



 シャープ製端末「SOLAR PHONE SH002」は、ソーラーパネルを搭載し、太陽光で充電できるモデル。晴れた日なら10分間の充電で、通話の場合約1分程度、待ち受けの場合は約2時間程度の利用が可能。電池容量をパーセントで表示し、電池残量を具体的に把握できる「バッテリーメーター」を搭載する。また、防水機能も備える。

SOLAR PHONE SH002

 約3.0インチワイド液晶や、有効520万画素のカメラを搭載。本体サイズは幅51×高さ111×厚さ17.4mm、重さ約142g。カラーはスカイブルー、プリズムホワイト、スパークリングレッドの3色。

 このほか、海外でも使える「グローバルパスポート」対応の防水モデル、東芝製「T002」や、防水機能に加えて耐衝撃性能も備えたタフネスケータイ「G'zOne」シリーズの最新モデルとして、カシオ計算機製の「G'zOne CA002」、京セラ製端末として、厚さ10.9mmとスリムな「K002」、使いやすさを追求した「簡単ケータイ K003」などもラインアップする。

 同社の09年夏モデルは、上記8機種に加え、4月に発表した新ブランド「iida」の4機種と、レーザーガイド付き二次元バーコードスキャナを搭載した法人向け「E06SH」を加えた13機種となる。