米NVIDIAと日本エイサーは4月21日、NVIDIAの「IONプラットフォーム」を世界で初めて採用したコンパクトPC「Aspire Revo」の国内向け説明会を開催した。製品の発売日や価格は後日アナウンスされる予定。


 会見の冒頭に細井洋一・NVIDIA日本代表は、「IONプラットフォーム」について「低消費電力で低価格、一定のパワーがあるインテルのATOMプロセッサと、我々がGPUコンピューティングで培った経験が組み合わさったエポックメイキングな製品。破壊的な技術が新しいマーケットを作ってしまったといえるだろう」と説明した。

細井洋一・NVIDIA日本代表

 「IONプラットフォーム」は、インテルのATOMプロセッサと、NVIDIAのGPU「GeForce 9400MG」を組み合わせたプラットフォーム。「GeForce 9400MG」がATOMをサポートすることで、主に映像関連の処理の高速化が図れる。

 NVIDIAによると「IONプラットフォーム」を搭載したPCは、通常のATOM採用の低価格PCと比較して5-10倍の処理速度を実現。これにより、「AERO Glass」や「Flip3D」といったWindows Vistaのプレミアム機能、ブルーレイなど1080pのハイビジョン動画再生、高度な処理を要求される3Dゲームなどにスムーズに対応できるという。

Google Earthを使ったデモの様子。非常にスムーズな動きだった

 続いて、ジェフ・イェン・NVIDIAアジアパシフィック地域シニアテクニカルマーケティングマネージャが「Aspire Revo」を用いて、3DゲームやGoogle Earthの操作、ブルーレイディスクの再生などの実演を交えながら「IONプラットフォーム」の機能を紹介。「従来のAtom搭載PCではスムーズに利用できなかった体験が可能。ハイビジョン映像に対し、ユーザーが求めているものも提供できるはずだ」と自信を見せた。

ジェフ・イェン・NVIDIA APAC シニア・テクニカル・マーケティング・マネージャ

 また、同氏によると、年内に「IONプラットフォーム」を採用したPCが、デスクトップ/ノート型を含め、計40製品ほど発表される予定だという。

Aspire Revo

 デモに使用された「Aspire Revo」は、先日Acerのメディアカンファレンスで先行公開された製品。本体は幅180×高さ180×厚さ30mmで、容積は1リットルという非常にコンパクトなPC。今回発表された仕様は、CPUがATOM230で、最大4GBのメモリ、最大250GBの記憶装置、OSがWindows Vista Home Premium/Basicというもの。

本体の高さは500mlのペットボトルと同程度

 インターフェイスとして、USB2.0×6、SD/MMC/xD-ピクチャー/メモリースティック対応のカードスロットなどで、VGA、HDMI、eSATAなど各種端子も備える。日本での価格は未定だが、299米ドルからの提供が可能だという。

 日本エイサーの瀬戸和信・マーケティングマネージャは、同製品を「『Aspire one』に次ぐキラープロダクト」と紹介し、「多くのユーザーがPCを使って挑戦したいと考えている、動画・画像編集といった作業を、手軽にかつ低価格で提供できる。薄型テレビに接続し、家族で動画・画像を共有して楽しむのに最適な製品だといえる」と述べた。 

瀬戸和信・日本エイサーマーケティングマネージャ