KDDI、デザインとライフスタイルを提案するau新ブランド「iida」

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2009/04/07 17:44

 KDDIは4月7日、携帯電話「au」の新ブランドとして「iida(イイダ)」を立ち上げ、新製品を4月下旬から順次発売すると発表した。社外のデザイナーや芸術家とコラボレーションし、携帯電話の機能だけでなく、「革新性、創造性、芸術性」を備えたデザインとライフスタイルを提案する。機能の差別化だけでなく「質感とデザインを追及」(小野寺正・社長兼会長)する方針だ。

デザインとライフスタイルを提案するau新ブランド「iida」

 「iida」は、「innovation」「imagination」「design」「art」の頭文字を取ったもの。先進的なデザインと使いやすさ、質感や手触り、遊び心なども加えるなど、ライフスタイルを提案するとともに多様化するユーザーニーズに対応することをコンセプトとしている。

左から、岩崎一郎氏デザインの「G9」と、シンプルなデザインの「misora」

 第1弾モデルは、岩崎一郎氏がデザインしたグローバルパスポート対応の端末「G9」と、シンプルで飽きの来ないデザインをコンセプトにした端末「misora」のそれぞれ3色と、世界的な芸術家の草間彌生氏の作品「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」「私の犬のリンリン」「宇宙へ行くときのハンドバッグ」の3端末をラインアップする。

芸術家の草間彌生氏の作品をもとにした携帯電話3モデル

 価格はオープンだが、「G9」の実勢価格は4万円台前半、「misora」は3万円弱の見込み。「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」「私の犬のリンリン」は100台の限定販売で、価格は未定だが、100万円を超えるという。「宇宙へ行くときのハンドバッグ」については、数十万円程度とみている。

超小型プロジェクター「Mobile pico projector」で「G9」の画像を投影

蔦のようなデザインを施した充電器

 携帯電話の新モデルのほか、ワンセグや携帯電話で撮影した画像を映し出すことができる超小型プロジェクター「Mobile pico projector」を投入するほか、携帯電話を充電するACアダプターに蔦のようなデザインを施した「MIDORI(ミドリ)」と、「SIRO(ホワイト)」「MOMO(ピンク)」「CHA(茶)」のカラーバリエーションを投入する。超小型プロジェクター「Mobile pico projector」の価格は3万9600円で、「G9」を購入した場合1万9600円になるキャンペーンも行う。ACアダプター「MIDORI(ミドリ)」は1365円、その他のカラーは1050円。