ティアック、XLRマイク入力端子搭載のリニアPCMレコーダーなど、2製品

ニュース

2009/03/13 17:37

 ティアック(英裕治社長)は3月12日、レコーディング機器のブランド「TASCAM(タスカム)」で、XLRマイク入力端子を備えるリニアPCMレコーダー「DR-100」と持ち運び可能なCD/SDカードレコーダー「BB-1000CD」を3月25日に発売すると発表した。価格はオープン。実勢価格は「DR-100」が4万5000円前後、「BB-1000CD」が6万円前後の見込み。

(左から)DR-100とBB-1000CD

 「DR-100」は、従来機「DR-07」「DR-1」の上位モデル。単一指向性と無指向性のステレオコンデンサーマイクを各1セット内蔵。さらに、底面にはLとR2つのXLRマイク入力端子を搭載し、ファントム電源を必要とするコンデンサーマイクを直接接続できる。

 このほか、入力レベルを感知して自動で録音の開始と一時停止、音声ファイルの保存、新ファイルの録音継続などが行える「AUTO REC」機能、頭切れを防ぐため録音開始2秒前に遡って録音できる「PRE REC」機能なども備える。

 録音フォーマットはWAVとMP3。WAVはサンプリング周波数と量子化ビット数「48kHz/24bit」に対応する。記録媒体はSD/SDHCカード。電源は専用リチウムイオン充電池または単3形乾電池2本。サイズは幅80×高さ153×奥行き35mm、電池を除いた重さは290g。カラーはブラック。2GBのSDカード、ウインドスクリーン、リモコンなどを付属する。

 「BB-1000CD」は、ラジカセのようにCDまたはSDカードを挿入して録音・再生できるポータブルレコーダー。CDとSDカード間のファイルのコピーができるほか、録音済みの音に新たな音を重ねることも可能。楽器演奏や学校の授業、職場での会議などさまざまなシーンで使用できる。

 本体前面と背面に無指向性ステレオマイクを各1セット、5W×2のデジタルアンプを内蔵する。録音フォーマットはCD-R/RWがCD-DA、SDカードがWAV、MP3。WAVはサンプリング周波数と量子化ビット数「44.1kHz/16bit」に対応する。電源は単3形電池8本またはACアダプタ。サイズは幅380×高さ204.7×奥行き107mm、電池を除いた重さは3.4kg。リモコン付き。