ソニー、4倍速動画表示対応のブラビア新モデル、リモコンにFeliCaポートも

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2009/03/02 19:05

 ソニーは3月2日、液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」の新モデルとして、4倍速動画表示機能を搭載し、高画質化を図った「F5シリーズ」「W5シリーズ」計6機種を4月24日に発売すると発表した。


 同日開催した新製品発表会で、粂川滋・ソニーマーケティング・ディスプレイマーケティング部統括部長は、「ブラウン管テレビからの買い替えを中心とする新規や買い増し、既存ユーザーの買い替えなど、今後3年で年間1000万台規模の需要がある」とみていることから、今後は、高画質に加え、ネットにつながる利便性も強化し、薄型テレビ市場の「第2成長期」に向けて、多様化するニーズに対応し需要を喚起していく考えを示した。


 今回発売する2シリーズは、32、40、46V型の「F5シリーズ」と、40、46、52V型「W5シリーズ」の計6機種で、「F5シリーズ」の32V型を除いた5機種に4倍速動画表示機能「モーションフロー240Hz」を搭載した。同機能は、1秒間60コマで撮影された映像を4倍速で表示することで、スポーツシーンなどの動きの早い映像をくっりき・なめらかに再現できる。09年は同機能を、「40V型以上のラインアップの4割」に拡充していくなど、画質の新基準として強化していくという。


リモコンにFeliCaポートを搭載


 また、両シリーズとも、付属のリモコンにFeliCaポートを搭載。「新しいテレビの楽しみ方の提案」として、映像配信サービス「アクトビラ ビデオ・フル」のコンテンツを「Edyカード」「おサイフケータイ」といった電子マネーをかざして購入することができる。


「アクトビラ ビデオ・フル」のコンテンツを電子マネーをかざして購入できる


 従来、「アクトビラ ビデオ・フル」のコンテンツを購入するには、クレジットカードの情報を入力するなど、操作が煩雑だったが、リモコンにFeliCaポートを搭載することで、「アクトビラ ビデオ・フル」ユーザーの利便性向上と利用促進を図る。


粂川 滋ソニーマーケティング・統括部長

 「F5シリーズ」は、地上デジタルチューナー1基、「W5シリーズ」は2基搭載。パネルは「F5シリーズ」の32V型を除き、すべて1920×1080のフルハイビジョンに対応している。価格はオープン。実勢価格は「F5シリーズ」の32V型が16万円前後、40V型が27万円前後、46V型が35万円前後、「W5シリーズ」の40V型が29万円前後、46V型が37万円前後、52V型が45万円前後の見込み。

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