東芝、16:9の16型ワイド液晶搭載モデルなど「dynabook」新モデル計7シリーズ

ニュース

2008/12/12 16:03

 東芝は12月12日、ノートPCの09年春モデルとして、「dynabook」4シリーズ12モデルのほか、AVノートPC「Qosmio」2シリーズ3モデル、ゲーミングノートPC「dynabook Qosmio」2シリーズ2モデルを、12月下旬から順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。

 「dynabookシリーズ」のラインアップは、スタンダードな「dynabook TX/AX」の2シリーズと、コンパクトな「CXシリーズ」に加え、新たにPCとしての基本機能を重視した「EXシリーズ」を加えた4シリーズ。いずれもOSにはWindows Vista Home Premiumを採用し、2層対応のDVDスーパーマルチドライブも備える。「dynabook AX/CX/EX」ではすべてのモデルに250GBのHDDを採用したほか、「TX」では250GBのほか、320GB、400GBのHDDを搭載するモデルも用意する。

 「dynabook TX/AX」は、一部のモデルを除き、液晶画面を16:9の16型ワイドに大型化。画面の縦の長さを維持しつつ、横に拡大したことで、16型の液晶テレビと同じサイズを実現し、AVコンテンツを画面いっぱいに表示できる。カラーは従来どおり、リュクスホワイト、プレシャスブラック、スウィートピンクの3色をラインアップする。

「dynabook TX」

 上位モデルとなる「dynabook TX」では、すべてのモデルに4GBの大容量メモリを搭載。最上位モデルの「TX/68H」には、CDやDVDの操作を簡単に行うことができる小型リモコンを付属する。

 ラインアップと価格は、CPUにCore 2 Duo P8600(2.4GHz)を搭載し、400GBのHDDを備える「TX/68H」が19万円前後、320GBのHDDを備える「TX/66H」が18万円前後、統合ソフト「Office Personal with PowerPoint 2007」を搭載する「TX/67H」が18万円台半ばの見込み。

 また、Core 2 Duo P8400(2.26GHz)を搭載する「TX/65H」と、液晶が15.4型ワイドでCore 2 Duo P8800(2.4GHz)を搭載する「TX/64H」は、ともに17万円前後の見込み。

 一方、「dynabook AX」のCPUはCeleron 575(2GHz)となり、メモリ容量は2GB。標準モデル「AX53/H」の実勢価格は14万円台半ばの見込み。また、統合ソフト「Office Personal with PowerPoint」を搭載する「AX/54H」が15万円前後の見込み。

 「dynabook CX」は、13.3型ワイド液晶を搭載したコンパクトノートPCで、全モデルに3GBメモリを搭載する。カラーはリュクスホワイトのみ。実勢価格はCore 2 Duo P8400(2.26GHz)を搭載し、省電力LEDバックライト液晶を採用した「CX/48H」が20万円前後、TFTカラー液晶搭載の「CX/47H」が19万円前後で、CPUがCeleron 575(2GHz)の「CX/45H」は16万円台半ばの見込み。

 新シリーズとなる「dynabook EX」は、15.4型ワイド液晶を搭載し、CPU、HDD、メモリなどPCそのものの基本性能を重視したベーシックモデル。実勢価格はCore 2 Duo P8400(2.26GHz)と4GBメモリを搭載した「EX/63H」が16万円前後、Celeron 575(2GHz)と2GBメモリを搭載した「EX/33H」が13万円前後の見込み。

(左から)「dynabook AX」「dynabook CX」「dynabook EX」

 一方、AVノートPC「Qosmioシリーズ」では、CPUにCore 2 Duo P8600(2.4GHz)搭載の「G50/97H」「G50/96H」と、Core 2 Duo P8800(2.4GHz)の「F50/86H」の3モデルをラインアップ。いずれも4GBのメモリを搭載する。

(左から)「Qosmio G50」「dynabook Qosmio」

 「G50/97H」「G50/96H」には、18.4型ワイドの液晶モニタと、映像処理専用の「SpursEngine」を搭載する。各種アプリケーションと連携することにより、標準画質の映像をハイビジョン並みの解像度で再生する「超解像技術(レゾリューションプラス)」を備える。HDD容量は320GB。実勢価格は、地上デジタルチューナー2基搭載の「G50/97H」が30万円前後、1基の「G50/96H」が26万円前後の見込み。一方、15.4型ワイド液晶、250GBのHDD、地上デジタルチューナーを1基備える「F50/86H」が21万円前後の見込み。

 さらに、グラフィック性能を高め、3Dゲームなどを快適にプレイできるゲーミングモデル「dynabook Qosmioシリーズ」では、18.4型ワイド液晶の「GX/G8H」と15.4型ワイド液晶の「FX/G7H」の2モデルを発表。いずれもCPUはインテルCore 2 Duo P8600(2.40GHz)で、4GBメモリ、320GBのHDDを搭載する。実勢価格は「GX/G8H」が24万円前後、「FX/G7H」が21万円前後の見込み。