ソニー(ハワード・ストリンガー会長兼CEO)は、ブルーレイディスク(BD)の新製品を発表した。新しく販売開始するのはレコーダー6機種とプレーヤー2機種。

 レコーダー全機種とプレーヤー1機種に、新開発のビデオ用高画質回路「CREAS(クリアス)」を搭載した。HDリアリティエンハンサーにより、細部の立体感の再現や色調の違いを自然に表現する。また、「Super Bit Mapping for Video」により、HDMIケーブルでつながるすべてのハイビジョンテレビで素材本来の質感を再現できる。

 今回、レコーダーのアプリケーションとして「x?みどころマガジン」を提供する。流行のテーマやキーワードを含む番組をテレビ情報誌の特集記事のように画面表示し、録画予約が簡単に行える。

 日本国内ではBD市場のなかでレコーダーの比率が圧倒的に高いが、北米では、プレーヤーの市場が大きいという違いがある。同社の根本章二業務執行役員 SVP オーディオ・ビデオ事業本部 本部長は北米でのDVDプレーヤー市場の急成長ぶりを説明したうえで、「BDプレーヤーはDVDに匹敵する伸びを示している。ワールドワイドでDVDがBDに置き換わるのは時間の問題」と語った。

 ソニーマーケティングの栗田伸樹執行役員副社長は「2007年末に、BDレコーダー市場で56%という高いシェアを達成した。CMに矢沢永吉さんを起用した効果もあるが、BDの第一想起メーカーとして圧倒的シェアを得ることができた」と自信を見せる。栗田副社長は「旧バージョンのテレビでも高画質で映像を再現できる。ブラビアとのセット販売や、他社のテレビユーザーにもアピールできる」としている。

 また、日本ではレコーダーの販売実績が圧倒的に大きいが、「BDに対応していないハイビジョンレコーダーを持っているユーザー、BDレコーダーをすでに持っているユーザーが録った番組を他の部屋で見るようなニーズに普及価格帯のプレーヤーは最適」とし、「レコーダーとともに、ブルーレイが当たり前な時代を築く起爆剤になると考えている」と強く訴えた。

 同社はBD市場で今年度、グローバルで40%のシェア(レコーダー、プレーヤー)を維持するとともに、国内では現状33%のシェアを40%(レコーダーのみ)に引き上げるとしている。


週刊BCN 2008年9月15日付 Vol.1251より転載