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ソフトバンクMなど、日本初、NFCケータイによる「スマートポスター」システムの実証実験

ニュース

2008/09/03 10:15

 ソフトバンクモバイル(孫正義社長)、NTTデータ(山下徹社長)、日立製作所(古川一夫社長)、ジェムアルト(ブリニョー・フィリップ社長)の4社は9月2日、NFC(近距離無線通信)技術に対応した携帯電話「NFCケータイ」を用いた「スマートポスター」システムのフィールド実証実験を、千葉県内の複合型商業施設で開始したと発表した。国内初の試みで、30人ほどの関係者がモニターとして参加する。実施期間は10月31日まで。

 実験では、「スマートポスター」アプリケーションを搭載したジェムアルト製のNFC-USIMを差し込んだ携帯端末「NFCケータイ」を使用。用意されたディズニー映画の「スマートポスター」にかざすことで、その映画に関連したデジタルコンテンツなどを見ることができる。また、同時に入手した情報から、日立製作所のテレビ向け映像配信サービスにより、ハイビジョンテレビの大画面で映画の予告編を楽しむこともできる。NFC-USIMには「MasterCard PayPass」も搭載しており、買い物時に「NFCケータイ」を使って決済することも可能。実験を通じて、「NFCケータイ」を活用した情報サービスの有効性を確認し、利便性の高いサービスの実現に向けた検討を進める。

 「スマートポスター」システムとは、NFC技術に対応したICタグを貼り付けたポスターに「NFCケータイ」をかざすと、ICタグから情報を読み取り、携帯電話の画面などに表示するシステム。利用者がプロモーション広告に手軽にアクセスできるほか、低コストで導入できることなどから、「NFCケータイ」の有効なアプリケーションとして注目されている。