アップルは8月20日、同社が05年9月に発売した初代iPod nanoの一部が過熱・損傷する問題について、当該製品を使用中に過熱を感じた場合は、バッテリーの無償交換に応じると発表した。経済産業省が19日に公表した「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」の中で、充電中に製品が加熱し17件の事故が発生していると注意喚起したことを受けたもの。

 アップルでは、05年9月から06年12月まで販売した初代のiPod nanoの一部でバッテリーが過熱し、使用できなくなったり、変形したりといった事故を確認しているという。原因はバッテリーの不具合と見られるが、事故が発生した製品のバッテリーは「一つのバッテリー・サプライヤーからの供給であることを特定しています」として、供給元の1社のバッテリーに問題があったことを明らかにしている。

 なお、事故が発生しているのは初代iPod nanoのみ。同社が把握している事故発生率は販売台数の0.001%未満で、重大な人的被害や物的損害は報告されていないという。

 同社では、当該製品使用中にバッテリー過熱を感じた場合はバッテリーの交換に無償で応じるとしているが、不安を感じているユーザーについても個別に対応する方針。いずれの場合も同社顧客窓口の「AppleCare」に連絡するよう呼びかけている。