Kingston Technologyは7月11日、同社で初めて、米連邦政府規格のデータ保護基準「FIPS 140-2(連邦情報処理規格140-2)」認証を取得したUSBフラッシュドライブ「DataTraveler BlackBox」を7月末に発売すると発表した。容量は2GB、4GB、8GBの3種類。価格はオープンで、実勢価格は2GBが1万2000円前後、4GBが1万8000円前後、8GBが3万1000円前後の見込み。

 製品をUSBポートに挿入する度に「FIPSレベル2スタンダード」の要求に沿って、暗号化アーキテクチャが機能していることを検証するための起動時セルフテストを実行する機能を搭載。さらに、自動的にデータの暗号化/復号化を行う専用プロセッサを用いた256ビットのハードウェアベースAES暗号化機能も備える。

 パスワード確認に連続して10回失敗すると、ドライブが自動的にロックダウンされる機能も搭載し、盗難や紛失などの際もデータの流出を防止。防水性があるチタンコートのステンレスケースを採用し、浸水事故からもデータを保護する。最大データ転送速度は、読み出しが24MB/秒、書き込みが20MB/秒。対応OSはWindows Vista、XP、2000で、サイズは幅77.9×奥行き22×厚さ12.05mm。

 「FIPS」とは、軍関係以外のすべての政府機関と政府からの受託機関が使用する情報処理規格として、米連邦政府によって規定された基準。「FIPS140-2」は、暗号モジュールに関するセキュリティ要件の仕様を規定しており、1?4までのレベルがある。レベル2では、物理的な改ざんがあった際に、その痕跡を残すことが要求される。「FIPS 140-2」認証を取得するためには、米国標準技術局(NIST)とカナダ政府の通信安全保障局(Communications Security Establishment)が定めた連邦要求条件を満たす検証プロセスに合格するのが条件となっている。