AOSテクノロジーズ、OS環境移行できる引越ソフト発売

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2008/07/04 18:50

 AOSテクノロジーズ(佐々木隆仁社長)は、環境を丸ごと別のPCに移行できる引越しソフト「ファイナルパソコン引越し 3.0 PRO」を発売した。アプリケーション単位、データ単位の移行も可能。店頭、オンラインを通じて、年間2-3万本の販売を目標としている。

 同社はバックアップソフトに力を入れており、この市場を成長させるため、アプリケーションごとのバックアップを可能にした「GENIE BACKUP(ジニー・バックアップ)」など、ニーズに合わせて3種の製品を販売している。

 「ファイナルパソコン引越し」シリーズに関しては、2006年5月から販売を開始した。開発元の米ラップリンク社と連携し、AOSが運営する日本データ復旧サービスセンターなどに寄せられる要望や問い合わせ内容を製品にフィードバック。バージョンアップや品質向上につなげてきた。

 同製品は大手周辺機器ベンダーやソフトウェアベンダーなどにOEM供給も行っている。「店頭販売以外に、こうした形でもこのソフトが生きるような提供方法を模索していきたい」(西谷考弘取締役)としている。

 他社の引越しソフトがデータ移行のみなのに対し、「ファイナルパソコン引越し 3.0 PRO」はOS環境丸ごと、もしくは必要なアプリケーションやデータを活用の度合いを見ながら選択して移行できる。

 販売するのは「ファイナルパソコン引越し3.0 PRO LANクロスケーブル付き」「ファイナルパソコン引越し3.0 PRO 専用USBリンクケーブル付き」「ファイナルパソコン引越3.0+HDD抹消7.0 専用USBリンクケーブル付き」の3製品で、価格は6195円からとなっている。


週刊BCN 2008年7月7日付 Vol.1242より転載