シャープ、世界最大の業務用108V型液晶ディスプレイをシネコンに納入

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2008/06/16 10:02

 シャープは6月13日、世界最大の業務用108V型液晶ディスプレイ「LB-1085」を商品化し、7月19日にオープンするシネマコンプレックス「新宿ピカデリー」に納入すると発表した。価格はオープン。

 同社の亀山第2工場で採用している2160×2460mmの第8世代マザーガラスから、1面取りできる最大サイズの108V型ワイドASV液晶パネルを採用することで、畳約2枚分に相当する表示エリアを実現。HDMI端子やDVI-I端子などの各種入力端子を装備し、さまざまな機器と接続できるようにしたほか、24時間連続運転を想定した耐久設計や、騒音やホコリの吸い込みが少ないファンレス設計を採用するなど、業務用ディスプレイとしての完成度を高めた。

 「新宿ピカデリー」は、都心最大級のシネマコンプレックス。大きな窓から外光が差し込む白を基調とするエントランスロビーには、1階から3階までを貫く大きな吹き抜けがあり、それに面した3階メインロビーの中央に「LB-1085」を設置。視野角が広く、明るい場所でも高コントラストな液晶の特徴を生かし、映画の予告編や広告映像などメリハリのある大迫力の映像を表示する。

 本体サイズはおよそ幅2572×奥行き204×高さ1550mm、重さは約195kg。今後受注生産を本格化し、グローバル市場での販売を目指す。