ソフトバンクM、夏モデル投入にあわせ新サービス3種、白戸家の特別会見も

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2008/06/04 17:31

 ソフトバンクモバイル(孫正義社長)は6月3日、携帯電話端末の08年夏モデルの投入に合わせ、他社携帯との互換性を高めた「新デザイン絵文字」、着信時に、発信相手からの簡単な用件や写真が表示できる「着デコ」、1台の端末で2つの電話番号とメールアドレスを使い分けできる「ダブルナンバー」を、6月下旬から順次開始すると発表した。いずれも08年夏向けの一部新端末から対応する。

 「新デザイン絵文字」は、デザインを全面改訂するとともに、他社携帯との互換性を高めた絵文字。孫社長は「ソフトバンク携帯に関する不満を調査したところ、デザイン面と他社携帯との互換性がない点が挙げられた。そこで、1文字ごとに、好感度1位をとれるようデザインは徹底的にこだわった」と自信を見せた。また、メール作成時に「他社共通絵文字モード」で入力した絵文字は、100%文字化けすることなく送信できるという。サービスの開始は6月下旬以降。

 「着デコ」は、着信時の相手番号表示時に、発信相手からの簡単な用件や写真が表示できる機能。写真や動画、テキスト、絵文字を組み合わせ、用件やメッセージを伝えることができる。孫社長によると「たとえば会議中であったとしても、電話の相手とその用件によって、電話に出るかでないかの判断がしやすくなる」という。7月上旬以降、「Softbank 923SH」の発売に合わせサービスを開始する。


 「ダブルナンバー」は1台の端末で2つの電話番号と2つのメールアドレスを使い分けできるサービス。孫社長は「ドコモさんの『2in1』を見て敬意を表した。そういうニーズがあるなら応えなければと思い」開始するサービスと説明。「ただし、ただの後追いだと芸がない」と話し、ソフトバンクでは、2台目の契約では通常月額980円のホワイトプランが、月額840円で利用できる点や、2台目のメールアドレスがWebメールになるドコモと比べ、両回線とも通常の携帯メールアドレスが使える点などをアピールした。7月18日からサービスを開始する。現在は7月上旬発売予定の「Softbank 923SH」のみ対応し、利用には登録料として別途1050円が必要。

 また、ソフトバンクモバイルのすべての3G対応端末向けに、7月1日から、ポータルサイト「YAHOO! ケータイ」のメニュー画面をリニューアルすることもあわせて発表。新しいトップページの上段には天気予報や路線検索などよく使われる項目を配し、「ニュース」や「エンタメ」などのカテゴリごとに、あらかじめ文字情報と画像を表示するなど、よりユーザーが使いやすいように変更するという。

 発表会後には、ソフトバンクモバイルのCMでおなじみの「白戸家」の特別記者会見が開催されるサプライズも。実はこの家族、最新のCMタレント好感度ランキングで上位を独占したすごい家族であることが明らかになった。

 主人公の「わたし」を演じる上戸彩さんは女性部門で1位を、「お兄ちゃん」ことダンテ・カーバーさんは男性部門で1位を獲得。犬の「お父さん」もキャラクター部門で1位についた。なお、「お母さん」役の樋口可南子さんは、上戸さんに続く女性部門2位だった。

 お父さんは「一人旅」で不在だったものの、1位獲得のコメントを求められたダンテさんが「予想外です」とお馴染みのフレーズで盛り上げるなど、会見はにこやかなムードで進行。しかし、司会者がお披露目された新CM中での彼氏との関係を上戸さんから聞き出そうとすると、お父さんの「今日はそこまで!」との一喝が響き渡り、強引に質問を打ち切った。

 また、前回の製品発表会で孫社長が上戸さんにプレゼントすると公約した「ティファニーケータイ」が、まだ手元に届いていない点を、上戸さんが孫社長に追求する一幕も。孫社長が「ダイヤを手作業で固定するので時間がかかる。9月の上戸さんの誕生日までには必ず」と釈明すると、すかさず樋口さんが「私(の誕生日)は12月ですよ」とアピール。孫社長は「わかりました」と、樋口さんにも「ティファニーケータイ」をプレゼントすることを約束させられていた。