ソニー、ガラス管の振動で音を360度へ広げるスピーカーシステム

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2008/05/29 15:08

 ソニーは5月28日、有機ガラス管を振動させて、奥行きと立体感のあるクリアな音を360度へ広げるスピーカーシステム「Sountina(サウンティーナ)NSA-PF1」を6月20日に発売すると発表した。価格は105万円。

 透明な有機ガラス管とイルミネーション、アルミ円筒部で構成されるユニークなスピーカーシステム。長さ約1メートルの有機ガラス管から音を出すことで、管の下端に配置された複数の加振器が独立して駆動する「バーティカルドライブテクノロジー」を搭載。駆動方向に対して音の出る方向が垂直となるため、アルミ円筒部に内蔵のスピーカーに対して管全体がトゥイーターとして働き、360度均一に音を広げることができる。

 広がった音は、一般的なスピーカーに比べて減衰が少なく、部屋のどこに居てもクリアな音を聞くことが可能。音の立ち上がりも早いため、臨場感のあるサウンドが楽しめる。シンプルでわかりやすい操作系を採用し、低音域を調整する「BASS(バス)」、高音域を調整する「TREBLE(トレブル)」に加え、より広がりと立体感のある音を再現するワイドモードも搭載する。

 有機ガラス管の中には色と明るさが調整可能なブルー、アンバー、パープルの3色のイルミネーションを搭載する。本体の外装にはメタリックなシルバーを採用し、取り外し可能な本革製のスリーブが付属する。本体サイズはおよそ幅32.5×高さ184.5×奥行き32.5cmで、重さは約12.5kg。アルミパネルを採用したシンプルなリモコンが付属する。