「今が買い!」ノートPC春モデル アナタに最適の1台はどれ?

特集

2008/03/03 00:12

 新入学や新社会人のフレッシャーズ・シーズンを控え、PCを買い換えようと考えている人も多いのではないだろうか。08年のノートPC春モデルは、従来のモデルに比べ、CPUメモリなどのスペックが大幅に向上した。また、次世代ディスクドライブ搭載や、デジタル放送の視聴・録画が可能なモデルなども続々と登場している。「今が買い!」の春モデルを、じっくりと見比べてみよう。

●基本スペックが一気にパワーアップ! Vistaもより快適に

 08年春モデルの最大の特徴は、ずばり基本スペックが向上したことだ。07年秋モデルでは、ハイエンドモデルでもメモリは1GB搭載が主流だった。しかし、春モデルでは、スタンダードタイプでも2GBの大容量メモリ、OSにはWindows Vista Home Premiumを搭載するものが多い。「Home Premium」モデルを快適に動かすには最低でも1GBのメモリが必要といわれているが、メモリが倍の2GBになることで、より快適に操作できるようになるのだ。

 加えてCPUも格段にグレードアップした。以前のスタンダードやエントリーモデルでは、「Celeronプロセッサ」などシングルコアタイプのCPUを搭載するモデルが多かった。しかし、春モデルでは、「Core 2 Duoプロセッサ」に代表される「デュアルコアプロセッサ」を採用するモデルがグッと比率を増している。シングルコアでは、複数のアプリケーションを同時に処理する際に待ち時間が発生していたが、デュアルコアのCPUを採用することで待ち時間が解消され、2つのコアでの同時処理が可能になった。

 「2GBメモリ」と「Core 2 Duoプロセッサ」搭載のモデルであれば、Windows Vista自体の操作はもちろん、動画の編集や画像編集、3Dゲームなどもあまりストレスなく操作できるようになるので、購入の際にはぜひ確認したい。

 基本性能に特化して価格的にも購入しやすいモデルは、富士通の「FMV-BIBLO NF70Y」。CPUはCore 2 Duoプロセッサで、メモリも2GB備えている。付加的な機能を省いたスリムな筐体が人気を集めている。

 東芝の「dynabook CX/47E」は、Core 2 Duoプロセッサと2GBメモリを採用。PCの操作法を解説するガイドソフトや、PowerPointを付属するオフィスソフトを搭載するなど、初心者にオススメなモデルだ。

●個性豊かな多機能モデルも続々ラインアップ

 地デジやWebカメラなど、付加機能の充実も著しいものがある。「Webサービスを楽しむ機能」や「PCの使い方が広がるAV機能」など、用途別にオススメ製品を紹介する。

 インターネットを利用したWebサービスを楽しみたいなら、「Felicaポート」と「Webカメラ」の有無をチェック。Felicaポートは、「おサイフケータイ」や「Edyカード」に代表される電子マネー決済が簡単にできる。ネットショッピングなどで、クレジットカード番号を入力することに抵抗がある人にはオススメの機能だ。Webカメラは、テレビ電話やビデオレター作成に役立ち、市販のWebカメラをわざわざ購入する必要がなくなる。

 Webサービスに特化した機能を豊富に搭載しているのが、NECの「Lavie L LL800/LG」。「Felicaポート」をキーボードの右下に内蔵し、外付けの手間がない。また、有効198万画素のWebカメラを搭載しているので、高画質でビデオチャットが楽しめる。


 ノートPCでも映像や音楽などのAV機能にこだわりたいなら、少し値は張るがハイスペックAVノートを視野に入れてみよう。地上デジタルチューナーはもちろん、HDMI接続によるテレビとのリンク機能を搭載したモデルもある。

 東芝「Qosmio G40/98E」は、地上デジタルチューナーを2基搭載し、地デジの2番組同時録画が可能。「レグザリンク」に対応しているので、テレビのリモコンでPCを操作したり、大画面テレビに出力することもできる。17型ワイドのフルHD液晶の高画質映像と、「ドルビーホームシアター」が実現する迫力のサウンドシステムも魅力的だ。


 テレビ番組だけでなく、映画などのハイビジョン映像を楽しみたいなら、Blu-ray Disc(BD)ドライブ搭載モデルを選ぼう。ソニーの「VAIO type F VGN-FZ72B」は、BDドライブだけでなく、ビデオ編集ソフト「VAIO Movie Story」を標準で付属する。ハイビジョン映像の編集や加工も簡単にできる。



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●モバイル派にうれしい魅力的なモデルも登場

 モバイルPCといえば、ビジネス用途で使うのが主流であったが、公衆無線LANの普及や、薄くて軽い高性能ノートPCなどの登場により、一般ユーザーからのニーズも序々に高まっている。一般ユーザー向けモバイルPCは、とにかくコンパクトで軽いというのが特徴だ。旅行や街へ気軽にノートPCを持ち運びたいと考えているなら、次の3製品をチェックしよう。

 薄さと高性能にこだわりたいなら、アップルの「MacBook Air」がオススメ。ウリはなんといっても19.4mmという薄さ。さらに、2GBの大容量メモリやcore 2 Duoプロセッサと、基本スペックも高い水準を実現している。


 もっと、手軽に持ち運びたいという人には、ディスプレイサイズが1桁台のコンパクトモデルがオススメ。ASUSTeK Computerの「Eee PC」は5万円を切る価格でいま注目の製品だ。ディスプレイサイズは7型ワイドで、重さは約920gという、片手で簡単に持ち運べるほどのコンパクトサイズだ。基本スペックも充実し、インターネット端末としてや、サブのノートPCとしてなら十分に活用できる性能を備える。


 さらに、コンパクトさを求めるなら、富士通の「FMV-BIBLO LOOX U50X/V」。ディスプレイサイズは5.6インチワイドで、重さは約599g。ディスプレイが180度回転するコンバーチブル型構造を採用し、画面を回転させてれば、ペン操作で閉じた状態でも操作できる。ワンセグチューナーを搭載するので、ワンセグ端末としても使用できる。


●デザインとカラーで選べるモデルシリーズも注目!

 ノートPCのカラーというと、ホワイトやシルバーといったイメージを抱いている読者も多いと思うが、08年春モデルは各メーカーともカラーバリエーションに富んだラインアップを揃えている。特に、バリエーションが豊富なのは、ソニーの「VAIO type C」シリーズやDELLの「Inspiron」シリーズ。

 「VAIO typeC」シリーズはプレシャスゴールド、ラグジュアリーピンクといった個性的なカラー5色を用意。同じ色のキャリングケースも付属する。DELLの「Inspiron」シリーズでは、クール・ブラック、インテリジェント・ブルー、クラシック・レッドなど合計8色の中から自分に合ったカラーを選ぶことができる。


 個性を演出したいなら、天板に模様やイラストが入ったPCを選ぶのもいい。HPの「HP Pavilion Notebook PC」シリーズは、水面の波紋や、エネルギーの噴出などをモチーフとしたユニークな模様を、天板やパームレストに施す。NECのオンラインPC販売サイト「NEC Direct」では、イラストレータの木村敏子によるイラスト入りPCやポップなストライプカラーのモデル、「ハローキティ」モデルなど、個性溢れるPCをラインアップする。人と違うものを持ちたいと思ったら、一度チェックしてみよう。


 いずれのタイプを選ぶにしても、選択肢がさらに拡大し、充実した春モデル。スペック、機能、デザインのどれを重視するか、それぞれをじっくり見極めながら、自分の“ベストモデル”を選んでいきたい。

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