シグマ、大型素子を搭載するコンパクトデジカメ「DP1」の発売日を決定

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2008/02/26 16:31

 シグマは2月26日、同社のデジタル一眼レフカメラ「SD14」と同等サイズの20.7×13.8mmの撮像素子を搭載するコンパクトデジカメ「DP1」の発売日を3月3日に決定したと発表した。価格はオープンで、実勢価格は10万円前後の見込み。

 サイズが一般のコンパクトデジカメより7-12倍も大きな撮像素子を搭載することで被写界深度が浅く、近距離や解放絞りでの撮影時に、一眼レフカメラのような自然なボケ味を楽しめる。

 採用する撮像素子は、有効1400万画素の「FOVEONダイレクトイメージセンサー」。光を構成するRGB(赤、緑、青)の3色を3層で取り込む構造を持ち、この3層構造に初めて対応した画像処理エンジン「TRUE」も搭載する。

 撮影時の画像の保存方式は、JPEGのほか、素子で捉えた光の情報をそのまま記録するRAWにも対応した。RAWファイルの現像は付属ソフトの「SIGMA Photo Pro」で可能。

 レンズの焦点距離は35ミリフィルム換算で28ミリ相当になる16.6ミリ。3倍のデジタルズーム機能を備える。外部メモリはSDカード、SDHCカード、マルチメディアカードに対応。サイズは幅113.3×高さ59.5×奥行50.3mm、重さは250g。