ソニー、「大人」「子ども」の顔を認識するコンパクトデジカメ2モデル

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2008/02/18 19:14

 ソニーは2月18日、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」シリーズで、顔認識機能を強化した「DSC-T300」と「DSC-W120」の2モデルを3月7日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は「DSC-T300」が4万8000円前後、「DSC-W120」が2万8000円前後の見込み。

 「DSC-T300」はレンズが外部に伸びない屈折光学系を採用した薄型ボディに、有効1010万画素で光学5倍ズームレンズを搭載する。顔検出機能の「顔キメ」を強化し、世界初の「子ども」と「大人」の顔の自動判別が可能になった。被写体の笑顔を認識して自動でシャッターを切る「スマイルシャッター」でも、子どもの笑顔を優先する「こども優先」、大人の笑顔を優先する「おとな優先」の設定ができる。

 光学式手ブレ補正機能のほか、撮影が難しい夜景や逆光など5つのシーンを自動で認識し、そのシーンに最適な撮影を行う「おまかせシーン認識」機能も備える。モニタには、タッチパネル機能を採用した23万画素の3.5型ワイド液晶を搭載する。

 外部メモリはメモリースティック デュオ、メモリースティックPROデュオなどに対応。内蔵メモリも容量15MBを備える。カラーはシルバー、ブラック、レッドの3色。本体サイズは幅94.0×高さ59.3×奥行き21.4mm、重さは149g。電源は充電池で、フル充電の場合で260枚の連続撮影が可能。

 「DSC-W120」は有効720万画素で光学4倍ズームレンズ搭載のスタンダードタイプ。「T300」と同じく顔認識機能を強化し、光学式手ブレ補正機能を搭載。光学式ビューファインダーも備える。カラーはシルバー、ブラック、ブルー、ピンクの4色。

 11.5万画素の2.5型液晶モニタを採用し、本体サイズは幅88.2×高さ57.2×奥行き22.9mm、重さは123g。付属充電池のフル充電による連続撮影枚数は350枚。