シグマ、F2.8を実現した超望遠ズームレンズ、テレコンを使えば1000mmまで

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2008/02/01 17:02

 シグマは2月1日、一眼レフカメラ用の交換レンズで、200?500mmの焦点距離で明るさF2.8、専用アタッチメントを使えば1000mmにも対応した超望遠ズームレンズ「APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG」を発売すると発表した。キヤノン用は4月下旬、シグマ用、ニコン用は6月に発売予定。価格は税別で250万円。

 35ミリフィルムカメラ換算で焦点距離200?500mmでの撮影が可能な超望遠ズームレンズ。すべてのズーム焦点域でF2.8の明るさを実現した。さらに付属の専用テレコンバーター「400-1000mm F5.6 Attachment」を使用すれば、400?1000mm F5.6の超望遠ズームレンズとして撮影が可能。オートフォーカスも機能する。レンズ後部には撮影距離と焦点距離を表示するLCDパネルを搭載した。

 ELD(Extraordinary Low Dispersion、特殊低分散)ガラス3枚、SLD(Special Low Dispersion、特殊低分散)ガラス1枚を使用し、様々なレンズ収差を補正する。さらにスーパーマルチレイヤーコートの採用で、フレアやゴーストの発生も軽減するのでF2.8の開放から優れた描写性能を発揮する。

 有害光を効果的にカットするレンズフードも標準装備する。フィルターには72mmの後部差し込み式を採用し、独自のフィルター枠の回転機構で、円偏光フィルターも使用可能。ズーミングとAF駆動用には専用バッテリー「Li-ionバッテリーパックBP-21」を使用する。

 レンズ構成は13群17枚、最短撮影距離は200?500cm。サイズは最大径236.5×長さ726mm、重さは15.7kg。専用ハードケースと専用ストラップが付属する。