「Eee PC」が大人気、発売から3日で1万台を完売、次の入荷は2月中旬か?

特集

2008/01/31 19:25

 ASUSTeK Computer(ASUS)が1月25日に発売した「Eee PC 4G-X(Eee PC)」が3日間で完売した。7インチの液晶ディスプレイを搭載したA5サイズの端末で4万9800円。衝撃的な価格がウケ、日本向けに入荷した1万台がすべてはけてしまったという。直近の「BCNランキング」では堂々の2位にランクイン。同社が「ノートPCではなくモバイルインターネットデバイス」と位置づけるインターネット接続に特化したモバイル端末。その好調な滑り出しをまとめた。

 「Eee PC」の見た目は、ミニノートPCそのもの。重さは920gと軽量で、持ち運びしやすく、OSにはWindows XP Home Editionを採用している。解像度800×480ドットの7インチワイド液晶、標準構成で512MBのメモリ、4GBのSSDを搭載する。カラーはパールホワイトとギャラクシーブラックの2色。


 発売前から注目を集め販売店では予約が相次いだという。発売直前の08年の1月第2週(08年1月14日-20日)では、その予約分だけでホワイトモデルがシェア1.8%で13位にランクイン。ブラックモデルも1.2%で24位につけた。発売後は一気にシェアが高まり、第3週(08年1月21日-27日)では、ホワイトモデルがシェア5.6%で2位、ブラックモデルがシェア4.0%で5位にランクインした。



 ノートPC売り場で展示・販売しているソフマップでは「PCのヘビーユーザーが3台目のPCとして購入している。4万9800円という低価格に加え、マザーボードなどを販売しているASUSが作ったPC、という信頼感で販売台数が伸びている」(広報)と話す。また発売日の25日から27日の間でほとんどの在庫がはけてしまい、「展示用もない」状態だという。

 ASUSでは「日本向けに1万台の『Eee PC』が入荷したが、1月25-27日の3日間ですべて完売してしまった」(広報)としている。大盛況の「Eee PC」だが、現在は在庫切れのため、一時的に店頭から姿を消してしまっている。次に店頭に並ぶのは2月中旬の予定。(BCN・山下彰子)


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など24社・約2300店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。