ロゼッタ、人間のように考えて翻訳する世界初の自動翻訳機

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2008/01/24 10:06

 ロゼッタ(五石順一代表取締役)は1月23日、世界で初めて、インターネットと人工知能技術を融合させることで、人間のように考えて翻訳する自動翻訳機「熟考Ver2.0」のASPサービスを開始したと発表した。

 「熟考Ver2.0」は、医薬・バイオ・化学・IT・電気電子・機械など具体的な用途に絞り、その特性をふまえて開発することで、専門用語を高精度に翻訳することが可能となった。また、独自の翻訳エンジンを搭載し、次世代人工知能としてインターネットを活用することで、世界中の技術・ビジネスの最先端の専門家が、現在もっともよく使用している用語を適用。あらかじめプログラミングされたデータベースや構文ロジックを参照するだけでなく、前後の文脈から自動的に適訳を判断するロジックを用いることで、従来の自動翻訳に比べ、翻訳結果の精度を約7割向上できるという。

 税別価格は、初期費用としてアカウント設定費用が10万円。英日・日英ともに翻訳量に制限はなく、税別利用料は年間11万円。ASPによるオンラインサービスで提供するため、PCへのインストールは不要。無償で自動バージョンアップを行うため、常に最新の状態で利用することができる。

 翻訳者によるリライトサービスなど、翻訳業務を効率化するための豊富なオプションや、複数アカウント契約のディスカウントパッケージも用意する。同社では、医薬・バイオ・化学・技術系のメーカーやIT企業を対象に、ウェブサイトや販売代理店を通じて販売し、初年度に8億円の売り上げを見込む。