40V型台の薄型テレビが前年比159%と大幅な伸び――デジタル製品の年末商戦

特集

2008/01/18 13:49

 主なデジタル製品の年末商戦を「BCNランキング」でまとめたところ、大型の薄型テレビデジタル一眼レフカメラの高価格モデル、ノートパソコンなどが好調だったことがわかった。07年12月の集計では、40V型以上の薄型テレビの販売台数が全体の15.9%まで拡大し、20万円以上のデジタル一眼レフカメラが金額で2割を突破。またパソコンの販売台数も全体で前年同月比105.1%と拡大。特に7割程を超える台数を占めるノート型では同110%と復調の兆しが見えてきた。

薄型テレビは12月に盛り返す、40V型台が前年比159%と大幅な伸びを記録

 07年後半で薄型テレビの販売台数の推移を見ると、07年10月は前年比で116.1%とそれまでよりも落ち込んだものの、年末商戦を迎えた11月には119.3%、12月は122.9%と盛り返した。さらに画面サイズ別で見ると、大画面の40?50V型未満が台数で前年比159%、金額で同135.5%と伸びが顕著だった。



 特に液晶テレビでは、40?50V型未満がそれまでの10%前後から10月12%、11月13.2%、12月14.8%と徐々に拡大。いよいよ大型化の兆しが見えてきた。金額で見ると11月の時点で24.1%、12月には26.5%に達し、市場をけん引している。

 



 液晶とプラズマを合わせた07年12月のメーカー別販売台数シェアは、シャープが45.1%で1位。以下、16%でソニー、15.8%で松下電器産業、10.7%で東芝が続く。しかし、40V型以上に限ると、ソニー、シャープ、松下の3社がそれぞれ20%台後半のシェアを獲得し、ほぼ横並びだった。


●台数で2割前後の次世代DVDレコーダー、うちBDが96%を占める

 HDD-DVDレコーダーでは、次世代モデルの伸びが目立った。HDD-DVDレコーダー全体の販売台数に占める次世代DVDレコーダーの割合は10月の6.1%から11月には21.6%に上昇、12月も18.1%と前月とほぼ同水準で推移した。金額は11月が37.1%、12月が31.4%。この年末商戦で、ブルーレイ(BD)やHD DVDに対応する次世代DVDレコーダー市場が立ち上がったと見ていいだろう。規格別ではBD対応機が9割以上を占めた。


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 10月から12月までの累計で次世代DVDレコーダーのシリーズ別の販売台数シェアを見ると、1位はソニーのBDレコーダー「BDZ-T70」。2位・3位もソニーの製品が続き、4位に松下のBDレコーダー「DMR-BW700」が入った。メーカー別の販売台数シェアではソニーが1位でシェアは59.6%。2位の松下は27%にとどまった。3位はシャープで9.6%、4位は東芝で3.8%という結果になった。


●デジタル一眼は、実売20万円以上のハイアマチュア向けが急増

 デジタルカメラは、コンパクトタイプに比べて高額なデジタル一眼レフカメラが市場をリードした。コンパクトタイプが台数で前年比108.7%、金額では同95.9%にとどまったのに対し、デジタル一眼レフが年間を通して販売台数で前年比140%前後と高い伸びを示した。

 デジタル一眼では、20万円以上の高級機の人気が高まりつつある。税抜き平均単価の推移を見ると、20万円以上のモデルは06年12月時点で全体の11.6%に過ぎなかったが、07年12月には2.5倍の28.4%に急増した。一方で10万円以下の初心者向け低価格ゾーンも依然として40%程度を占めており、今後、ハイアマチュア向けの高価格帯の市場とエントリーモデルとでの二極化が進みそうだ。


 また、パソコンについては、ノートとデスクトップで明暗が分かれた。ノートPCの販売台数は10月こそ前年同月比91.4%だったが、11月は同106.8%、12月は110%を記録。一方、デスクトップPCは07年1月以降、前年割れが続いており、12月は93.8%と久々に一ケタ減にとどまったが、縮小傾向にあることは変わりない。ノートとデスクトップを合算したパソコン全体では、台数は11月は前年比101.5%、12月は同105.1%、金額は11月106.5%、12月109.3%の増加となり、Vista発売時の伸び率を上回る結果となった。



*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など24社・約2300店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。

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