NTTレゾナント、Mozillaと共同で、環境保護に貢献するブラウザを提供

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2007/12/11 21:06

 NTTレゾナント(和才博美社長)は12月11日、Mozilla Japan(瀧田佐登子代表理事)と協力し、ユーザーが環境保護に貢献できるウェブブラウザ「緑のgoo版 MoZilla Firefox(緑のgoo版 Firefox)」の提供を開始したと発表した。

 「緑のgoo版 Firefox」は、Mozilla Japanのブラウザ「Firefox 2」と、NTTレゾナントが8月から無料で提供している検索サービス「緑のgoo」を連携したブラウザ。「緑のgoo」をブラウザのホームページや検索用のツールバーに組み込んだ。


 「緑のgoo」では、検索を実行した後、結果の一覧と一緒に表示される広告から得る料金の15%相当をNTTレゾナントが環境保護団体に寄付する。

 検索画面には、「gooの木」と呼ぶ木をモチーフにしたアイコンをブラウザの左上に配置。木はユーザーが検索するほど成長していくほか、「gooの木」の本数も同時に表示するため、自分がどのくらい環境に貢献したかをユーザーが視覚的に認識できるという。また、背景画像に緑色を使うことでユーザーが日頃から環境保護を意識できるようにした。


 「緑のgoo版 Firefox」は、「緑のgoo」上から無料でダウンロードが可能で日本語版と英語版を用意。WindowsはWindows 98以降、Mac OSではMac OS X 10.2以降に対応する。Firefoxをすでに利用しているユーザーは、Mozilla Japanのサイトから、拡張機能をダウンロードすることで緑のgoo版 Firefoxが利用できる。

 発表会見でNTTレゾナントの浅田安茂・ポータル事業本部メディア事業部長は「今日は(温室効果ガスの削減を目指す)京都議定書の議決から10周年の日。緑のgoo版 Firefoxでユーザーと一緒に少しでも環境保護に貢献していきたい」と述べた。


 一方、Mozilla Japanの瀧田佐登子代表理事は「今までは、ネット上で環境への寄付をしても、その寄付がどうなるのかが目に見えにくかった。今回のブラウザでは、ユーザーがどのくらい自然保護に貢献できたかを見えるように工夫した」と話した。