ベンキュー、輝度2100ルーメンのDLPプロジェクター、6万円前後で

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2007/12/07 10:31

 ベンキュージャパン(マーティン・モーレ社長)は12月6日、DLPプロジェクターのエントリーモデル「MP511+」を12月上旬に発売すると発表した。価格はオープンで、同社直販サイト価格は5万9800円。

 07年2月に発売したエントリーモデル「MP510」の後継機種。色彩深度を向上させる技術「BrilliantColor」を搭載し、自然の風景などに多い中間色の再現性を高めた。独自の5色カラーホイールによるカラーマッチングテクノロジーも搭載し、より滑らかで美しい画質を楽しめる。

 輝度2100ルーメン、コントラスト比2000:1で、広い会議室や蛍光灯をつけている部屋の中でも明るくメリハリのある画像を映しだせる。通常のRGB+白の4セグメントカラーホイールに独自の黄色セグメントを追加した5セグメントカラーホイールを採用。パステルカラーの忠実な色再現が可能となった。さらにsRGBにも準拠し、パソコン画面上の色と投写された画像の色は非常に近似した色になる。

 ランプ寿命は最長3000時間。大型ファンを低速で回転させることで動作中の運転音を28dBまで抑え、静音性を確保している。プレゼンテーション中やホームシアター鑑賞中などに音が気になることもない。

 あらかじめタイマーを設定すると、画面上に経過時間や残り時間を表示し、設定時間になったら画面上に通知するため、プレゼンテーションをより効率的に行える。またOSD内の「パネルキーロック」をONにすることでリモコンのみの作動が可能な「パネルキーロック機能」を搭載。プロジェクター上部のキー接触による誤作動を防げる。「クイッククーリング機能」搭載で、本体の冷却に必要な時間を従来の3分の1まで短縮した。

 このほか、9つのプリセットモードを搭載。プレゼンテーションなどでは、最も明るい「ダイナミック」「プレゼンテーション」「sRGB」「シネマ」「黒板」の5つのモードを、家庭でのシアター用途としては「ダイナミック」「シネマ」「スタンダード」「黒板」の4つのモードを選ぶことができる。

 画素数はSVGA(800×600ドット)、画面サイズは31型から300型。本体サイズは幅277×高さ95×奥行き208mm、重さは約2.6kg。映像入力端子はD-sub15ピン、S端子、コンポジット端子。