ドコモ、デジカメ並み「Cyber-shotケータイ」などフル機能の905iシリーズ

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2007/11/02 10:47

 NTTドコモは11月1日、第3世代携帯電話「FOMA」の冬商戦向けモデルとして、最新機能を盛り込んだ「905i」シリーズ10機種を11月26日から順次発売すると発表した。

 製品発表会で辻村清行・取締役常務執行役員は、今回の905iシリーズについて、「世界中でiモードを使ってもらいたい。欲しい機能が1台にすべて詰まっている」とアピール。「ALL IN 世界ケータイ」をコンセプトに、ほとんどの機種が海外でも手続きなしで通話やiモードが利用可能な国際ローミングサービス「WORLD WING(3G+GSM)」に対応。高速データ通信サービス「FOMA ハイスピード(HSDPA)」にも対応する。



 ラインアップは、NEC製の「N905i」「N905iμ(ミュー)」、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製「SO905i」「Cyber-shotケータイ SO905iCS」、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製「P905i」「VIERAケータイ P905iTV」、シャープ製「SH905i」「AQUOSケータイ SH905iTV」、三菱電機製「D905i」、富士通製「F905i」の計10機種。

 ドコモでは、このうち、端末の薄さやテレビ機能、カメラ機能にこだわった「N905iμ」「Cyber-shotケータイ SO905iCS」「VIERAケータイ P905iTV」「AQUOSケータイ SH905iTV」の4機種を個性派モデル、その他をスタンダードモデルと位置づける。また、「N905iμ」「N905iμ」を除く8機種がワンセグの視聴と録画に対応する。

 「N905iμ」は、905iシリーズ最薄の12.9mmを実現。光沢のあるスリムなボディに3インチのフルワイドVGA液晶や、臨場感あふれる高音質「ヤマハサウンド」を搭載する。サイズは高さ108×幅50×厚さ12.9mm、重さは約106g。カラーは、ビーナスゴールド、オパールホワイト、グラファイトブラック、ブルゴーニュレッド。



 ソニーのデジタルカメラのブランド名を冠した「Cyber-shotケータイ SO905iCS」は、ソニー製の5.1メガピクセルのCMOSセンサー「EXmor(エクスモア)」を搭載。高輝度LEDフラッシュやリアル光学3倍ズーム、顔認識機能「顔キメLite」を採用するなど、本格的なカメラ機能を備えた。サイズは高さ113×幅50×厚さ24mm、重さは約150g。カラーは、ピンク、シルバー、ホワイト。



 同様に、松下の薄型テレビのブランド名を冠した「VIERAケータイ P905iTV」は、ワンセグ対応端末で最大の3.5インチ液晶を搭載。「ビエラ」で培った高画質技術を継承し、動画を高画質で再生するほか、同梱するスピーカー内蔵卓上ホルダと組み合わせれば、大音量でワンセグを楽しめる。サイズは高さ113×幅53×厚さ17.7mm、重さ約135g。カラーはブラックとホワイト。


 ドコモの端末では2代目となる「AQUOSケータイ SH905iTV」は、従来同様、液晶ディスプレイを横方向に90度回転させることができる独自の「サイクロイドスタイル」を採用。パソコンのような操作を実現する「TOUCH CRUISER」パッドも採用し、直感的な操作が可能になった。サイズは高さ112×幅50×厚さ18.9mm、重さは約140g。カラーはブラック、ゴールド、シルバーホワイト。


 このほかスタンダードモデルでも、FOMAシリーズ最高の5.2メガピクセルのカメラを搭載した「N905i」や、ソニーの「BRAVIA」と「ウォークマン」の技術を採用し、ワンセグの視聴だけでなく高音質の音楽プレーヤーとしても使える「SO905i」、縦開きと横開きが可能な「Wオープンスタイル」を採用した「P905」、世界初の「ドルビーモバイル」を搭載した「SH905i」など、それぞれ独自の個性を持たせた。


 また、すべての機種に音声入力に対応した「直感ゲーム」や「地図アプリ」など便利な機能やエンターテインメント機能を搭載。年内に提供開始予定の緊急速報「エリアメール」の受信にも対応する。

NTTドコモ=http://www.nttdocomo.co.jp/


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