バッファロー、異なる暗号化レベルを混在利用可能な11n対応の無線LANルータ

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2007/09/13 14:17

 バッファローは9月12日、IEEE802.11nに対応する無線LANルータ「WZR2-G300N」「WZR2-G300NM」と、CardBus用無線子機「WLI2-CB-G300N」、USB用無線子機「WLI-UC-G300N」、ルータと子機のセットモデル「WZR2-G300N/P」「WZR2-G300N/U」の計6製品を9月下旬に発売すると発表した。

 「WZR2-G300N」は、従来の2倍の通信帯域幅を利用した無線通信機能「倍速モード」と、規格値で最大300Mbpsの高速無線LAN通信が可能な次世代無線LAN規格「Draft2.0 11n」に対応した無線ルータ。無線LANの実効スループットは最大約83Mbpsを実現。従来のIEEE802.11g/bにも対応し、4ポートの100BASE-TX)/10BASE-T対応有線LANポートも備える。

 また、独自の無線LAN設定システム「AOSS」と、業界標準規格の「WPS」に対応。「AOSS」搭載ゲーム機やプリンタ、WPS対応機器であれば、簡単に無線LANの設定ができる。加えて、無線LAN暗号化レベル「AES」「TKIP」「WEP」を混在利用できる「マルチセキュリティ」機能を新たに搭載。「AOSSボタン」を押すだけで、ゲーム機やパソコンなど、接続する機器が対応する最も高い暗号化レベルの暗号化を自動設定し、高いセキュリティを確保する。ルータモードでは、AES/TKIPに比べセキュリティレベルの低いWEP接続子機から、AES/TKIP接続子機にアクセスできないように設定することも可能。より強力なセキュリティ規格「WPA2」にも対応する。

 無線LAN子機「WLI2-CB-G300N」「WLI-UC-G300N」も、次世代高速無線LAN規格「Draft2.0 11n」と従来のIEEE11g/bの3規格に対応。11n対応の親機と組み合わせて使うことで、高速通信できる。なお、IEEE802.11nの正式標準化は08年の予定。

 税別価格は、ルータ単体モデル「WZR2-G300N」と、同製品をベースにMac向けパッケージを採用した「WZR2-G300NM」が1万5700円、子機単体「WLI2-CB-G300N」「WLI-UC-G300N」が9300円。「WZR2-G300N」に無線子機が付属したセットモデルは、CardBus用子機のセット「WZR2-G300N/P」、USB用子機のセット「WZR2-G300N/U」ともに2万1000円。

バッファロー=http://buffalo.jp/
「WZR2-G300N」=http://buffalo.jp/products/catalog/network/wzr2-g300n/


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