パスコ、災害時の「帰宅支援マップサービス」をリニューアル

サービス

2007/09/03 12:44

 パスコ(杉本陽一社長)は、災害時に公共交通機関がストップした際の、徒歩での移動を支援する空間情報サービス「全国版:帰宅支援マップサービス」を9月1日にリニューアルオープンした。

 大地震などの広域災害が発生し、徒歩での移動が必要になった場合の最適な移動ルートのシミュレーションを行い、ユーザーのルートを中心に、ルート情報や各種支援施設情報などをオリジナルの「帰宅支援ハンドブック」として冊子で提供するサービス。利用者は、インターネットに接続したPC上で「出発地」や「目的地」を任意に指定するだけで、最適なルートを自動的に検索し、その結果をPDF形式のデータファイルでダウンロードできる。

 今回のリニューアルでは、「出発地」と「目的地」の2地点指定に加え、経由地を2地点まで指定できる機能を搭載。これにより、家族それぞれの勤務地や学校を経由して帰宅するルートや、あらかじめ決めておいた家族の集合場所を経由して帰宅するルートも検索できるようになった。また、自分で指定する橋を必ず通るルートや、出社の際に任意の場所に立ち寄るルートの検索にも対応した。

 利用料は月額210円で、PDF作成料は1ファイル315円。同社では、リニューアルオープンにともない、9月1日から9月末日までの1か月の間に入会すると、永久に月額利用料を無料にするキャンペーンを実施する。

パスコ=http://www.pasco.co.jp/
「全国版:帰宅支援マップサービス」=https://www.kitakumap.com/


■関連記事
NEC、緊急地震速報表示ソフト「震前大使」、最大128か所に情報を再配信
モバイル放送、2.6GHz帯のSバンド波を使った法人向け緊急地震速報サービス