ミニピーシー、2段重ねの小型PC、重箱のようにユニットを増設して機能拡張

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2007/06/29 15:36

 ミニピーシードットジェイピーは6月29日、3.5インチHDDなどを内蔵できる「拡張ユニット」を重箱のように積み重ねて機能を拡張できる省スペースパソコン「SA800」シリーズを発売した。ベアボーンモデルのほか、あらかじめCPU、メモリ、HDDを搭載したモデルを用意し、BTOでカスタマイズにも対応する。

 ミニピーシードットジェイピーは6月29日、3.5インチHDDなどを内蔵できる「拡張ユニット」を重箱のように積み重ねて機能を拡張できる省スペースパソコン「SA800」シリーズを発売した。ベアボーンモデルのほか、あらかじめCPU、メモリ、HDDを搭載したモデルを用意し、BTOでカスタマイズにも対応する。

 メインとなる「ベースユニット」と好みのパーツを搭載可能な「拡張ユニット」で構成し、「拡張ユニット」を増設することで必要な機能を拡張できるのが特徴。拡張ユニットを取り付けず、ベースユニット単体で使うこともできる。

 「ベースユニット」は、CPUと2.5インチHDD1台を内蔵可能。「拡張ユニット」へは3.5インチHDD1台、またはノートPC用のスリム光学ドライブを搭載でき、別売りの増設用拡張ユニットを購入して2段重ねにすれば、3.5インチHDDとDVDドライブの両方を搭載できる。

 拡張ユニットの増設の目安は3台まで。ただし、電源容量の制限のため、HDDはベースユニット、拡張ユニットそれぞれ1台ずつの最大2台しか搭載できない。このほか、ネットワーク機能を強化する増設LANキットや無線LANキット、外部SATAポートキットも増設できる。サイズはベースユニットが幅198×奥行き198×高さ82mm、拡張ユニットが幅198×奥行き198×高さ30mm。

 価格はオープン。直販サイト「minipc.jpダイレクト」での価格は、メモリ1GB、HDD 40GBとCore 2 Duo T7200を搭載した「SA872-M10H40」が10万8000円、、CPUをCore 2 Duo T5500に変更した「SA855-M10H40」が8万9800円、Celeron M430に変更した「SA843-M10H40」が6万9800円。

 OSはいずれも別売りで、BTOでWindows Vista Business、Vista Home Basicをプリインストールできる。プリインストール料金は、Vista Businessが2万3100円、Vista Home Basicが1万3650円。SA800シリーズ専用の増設用拡張ユニットは4830円。

 なお、発売を記念し、各100台限定で「SA855-M10H40」を7万9800円、「SA843M10H40」を6万2800円で販売する。