クレオ、地図ソフト「プロアトラスSV3」、航空写真や白地図でより便利に

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2007/05/23 16:52

 クレオ(土屋淳一社長)は5月22日、アルプス社との業務提携の第1弾として、電子地図ソフト「プロアトラス」シリーズのWindows用最新版「プロアトラスSV3」6タイトルを7月6日に発売すると発表した。

 クレオ(土屋淳一社長)は5月22日、アルプス社との業務提携の第1弾として、電子地図ソフト「プロアトラス」シリーズのWindows用最新版「プロアトラスSV3」6タイトルを7月6日に発売すると発表した。

 「プロアトラス」は、DVD-ROMやCD-ROMに地図データを収録し、オフラインで使用するタイプの地図ソフト。折れ線や点など図形を使用して描かれた「スーパーベクトル地図」を採用し、ドラッグ操作による地図移動や縮尺の切り替え時などでも、スムーズに操作できるのが特徴。また、東京23区、大阪市、名古屋市の航空写真データを標準で収録する。

 「プロアトラスSV3」は、07年4月1日までの市町村合併情報を反映させた最新版。航空写真やルート検索機能、白地図表示、外部機器との連携などの強化を図った。「5千都心図」の階層では、ビルのテナント情報や電話番号、交通規制情報、地下鉄出口の番号まで詳しく表示。道路幅まで精密に再現する。

 等高線、行政界、都道府県名、道路、鉄道など必要な情報を選んで表示できる「白地図」では、行政界と背景色のオン・オフが可能になり、陸地・島などの輪郭だけの「白地図」や、よりリアルなジオラマ(立体地図)も表示できる。

 検索機能では、事前に登録したポイントの「最寄り」「道沿い」にある施設の検索に対応したほか、「ルート検索」に「タクシー料金計算」機能を追加。また、CSVファイルを取り込む際、インポートデータの振り分け、図式割り当てを実装して、自動的に分布図を作成すできるようになった。

 このほか、ハンディGPS端末の移動情報と、デジタルカメラで撮った写真の撮影時刻を照らし合わせて地図上の撮影場所に写真を貼り付ける「フォトロケーター機能」を新たに搭載。地図の必要な部分をJPEG形式で保存し、iPod携帯電話、PDAに転送することもできる。対応OSは、Windows Vista、XP、2000。

 ラインアップと価格は、全国版DVDと全国版CDがともに1万5540円、全国版DVD アップグレード・乗り換え専用が9975円、収録エリアを限定した、首都圏・中部・関西版DVD、東日本版DVD、西日本版DVDが各8190円。企業やSOHO向けにライセンス販売も行う。なお、東日本版には大阪市、西日本版には東京23区の航空写真は収録していない。

 地図は有料ダウンロードサービスを利用し、全国9つのエリアから必要なエリアだけを選んで最新データに更新することもできる。料金は各エリアとも1050円。