4月から始まる新生活に合わせて、パソコンを購入した方も多いだろう。パソコンで作業する際に必ず使うのがマウスだが、使い勝手を優先するだけでなく、形や機能が少し変わった「おもしろマウス」があれば、気分転換になり、上司や同僚、友人にも注目されて好感度アップが期待できるかもしれない。売れ筋マウスを「BCNランキング」でおさえ、ランク外ながらもがんばる「おもしろマウス」もチェックしてみた。

 4月から始まる新生活に合わせて、パソコンを購入した方も多いだろう。パソコンで作業する際に必ず使うのがマウスだが、使い勝手を優先するだけでなく、形や機能が少し変わった「おもしろマウス」があれば、気分転換になり、上司や同僚、友人にも注目されて好感度アップが期待できるかもしれない。売れ筋マウスを「BCNランキング」でおさえ、ランク外ながらもがんばる「おもしろマウス」もチェックしてみた。

●クルマのように風を切って走る、ハシル、はしる!

 「BCNランキング」07年2月の月次データでマウスの販売台数トップ10を見てみよう。1位はエレコムの光学式マウス「M-M1UP2R」で、シェアは4.1%。カラーはちょうどクルマの色にあるような、ブラック、ブルー、レッド、ホワイトの4色。流線型のフォルムをまじまじと見つめていると、本物のクルマに見えてくる。逆に、街中で似たような色のクルマを見かけたら、「マウスが走ってる」ものと勘違いしてしまいそう。接続はUSBとPS/2で、価格は3675円。


 光学式とは、マウスを動かした距離を読み取る方式の1つで、ほかにレーザー式、ボール式がある。光学式はLED(発光ダイオード)の光をマウスパッドなどに反射させて、異動の量・方向・速度などを読み取る。これに対し、レーザー式は光学式よりも波長が長く高密度なレーザー光を使用するので読取精度が高く、光沢感のある素材や白くて無地の机の上でも使えるのが特徴だ。

 最近では少なくなったボール式は、その構造上、ホコリなどをマウス内部に巻き込んでしまうため定期的な掃除が必要だ。一方、光学式とレーザー式はメンテナンスは不要と一般に言われる。しかし、底の部分にゴミが付いて滑りが悪くなることも多い。時々チェックして汚れていれば軽く掃除をしたほうがいいだろう。

 2位のエレコム「M-M2UP2R」、3位のアーベル「MS28」、5位のバッファロー「BOMU-S」、6位の「M-Y1UR」、10位のサンワサプライ「MA-B214」などもすべて有線タイプで、カラーはブラック、ホワイト、シルバー、ブルーなどのシンプルなデザインの光学式マウス。使う場所を問わないモデルが人気だ。

●色とりどりの「あっかんべー」型、マウスにも舌ブーム到来か?

 舌を綺麗にするキャンディーが発売されるなど、ちょっとした「舌ブーム」だが、その波はマウス市場にも押し寄せている。4位のサンワサプライの光学式マウス「MA-IH」はシェアは2.6%で、ちょうど「あっかんべー」をした時の舌の形に似ている。さらに、全14色の豊富なカラーバリエーションは、ピアノブラック、ダイヤモンドスノーといった標準的な色から、アルパインブルー、ローズピンク、ラベンダーなどのパステルカラーまで揃える充実ぶり。分解能は400/800dipのいずれかを選択でき、用途によって使い分けることができる。接続はUSBとPS/2で、価格は3990円。


 9位のエレコム「M-PPAUP2R」もカラーバリエーションが豊富な光学式マウスで、マーズオレンジ、メテオグリーンなど全7色を揃える。05年のグッドデザイン賞を受賞した洗練されたデザインが特徴。

 また、甘い物に目がない方にうってつけのマウスもある。7位のマイクロソフトの「62Z(Microsoft Wireless Notebook Optical Mouse 3000)」はワイヤレスタイプでシェア1.5%。なんと形は、三重県・伊勢地方の名物のあんころ餅「赤福」にそっくり。クリック部の指型のくぼみなどは、まるでたった今作ったかのようだ。ワイヤレスなので、レシーバをUSBポートに接続し、本体に単3乾電池1本を装着して使用する。使用後は本体の裏面にレシーバを収納すれば、電源がオフになる。エルゴノミクスデザインを採用し、長時間操作しても疲れにくく、左右どちらの手でも使用できる。カラーはマイカブルー、マイカブラックの2色で、価格は3570円。

 マウスの接続方法は有線とワイヤレスがある。ワイヤレスはケーブルがないので机の上をすっきりと使うことができ、持ち運びにも便利だが、マウス本体にバッテリーが必要になる。一方、有線はインターフェイスにUSBとPS/2があり、有線であっても携帯することを考慮して巻き取り式のケーブルを採用するものもある。8位のサンワサプライ「MA-WH68」も「62Z」と同様、ワイヤレスマウスだ。

●真っ赤な「ハート型マウス」はPC周辺の“アート”に

 さて。ここまで「BCNランキング」の上位に登場する売れ筋マウスを、かなり無理をしながらいろんなモノになぞらえて紹介してきたが、いずれもオーソドックスで真面目で、素直に生まれてきたマウスたちだ。ここからは、正真正銘「風変わり系」のおもしろマウスをご紹介しよう。

 まずは「アート系」。無機質になりがちなPC周辺だが、色のアクセントが欲しいなら、ソリッドアライアンスの真っ赤な「ハート型マウス(HTM-01)」だ。ハートの形をしつつも、ほど良いホールド感があり、ホイールも備える。ハートや赤色が好きな方はもちろん、気になる相手に「ハートを掴んで」もらうべく、愛の告白にプレゼントするのもいいだろう。読取方式は光学式で、分解能は800dpi。サイズは幅67×奥行き76×高さ25mmで、接続はUSB、ケーブルの長さは1m40cm。価格は1980円。同じくハード型でメモリ容量256MBのUSBメモリ「HTU-256」も揃えてみては?

 動物好きな方は、エバーグリーンの「犬のマウス(DONYAダイレクトシリーズ)」を選ぼう。回転式のオルゴールのような形をしているが、れっきとした光学式マウスで、ラインアップは「ボス」「スカウト」「オーウェン」の3種類。使用しない時でも「犬の置物」として活躍。インテリアのアクセントとして機能する。同社は「これからの40年を担う新世代マウス」と、かなり力を入れており、今までにない新しい操作方法を採用したのが特徴。クリックはマウス本体を左/右に傾けて行い、スクロールは台座部分のリングを回して行う。分解能は400dpiで、サイズは直径88×高さ120mm。接続はUSBで、ケーブルの長さは1m40cm。3モデルとも価格は1980円。


●水が恋しくてたまらない……水に想いを馳せる「おさかなマウス」

 次に「うるおい系」、川や海などの水辺が好きな方に向けたマウスを紹介しよう。エレコムの「おさかなマウス(M-GFUR)」は、サイズが幅56.5×奥行き80×高さ27mmと小型で子どもの手に収まる大きさ。しかし、この小さな魚型マウスを机の上でスイスイと泳がせていると、まるで水中にいるかのような気分になってくる。クリックボタンは魚の目に当たる部分で、接続時には点灯する。カラーはブラック、ブルー、レッド、イエローの4色。読取方式は光学式で分解能は800dpi。接続はUSBで、ケーブルは持ち運びに便利な巻き取り式を採用し、長さは70cm。価格は2520円。


 本物の水でないとどうしても我慢できない方は、アテインの「防水マウス(MightyMouseOne マイティマウスワン)」がぴったりだ。表面素材にシリコンを使用し、従来のマウスにある隙間を完全に塞いだので、水はもちろん砂やホコリにまみれても丸洗いOK。海や川など、水しぶきがかかる水辺でも安心して使える。ボタンはクリックボタンのみで、ホイールはなし。読取方式は光学式。サイズは幅106×奥行き61×高さ32mm。接続はUSBで、ケーブルの長さは1m83cm。価格は1万5750円。

●疲れた体には「震えるマウス」 手・肩・腰がスッキリ!?

 最後に「癒し系」のマウスを紹介しよう。座り仕事ばかりで体がなまったり太ったりした方は、サンコーの「筋肉マウス(KIMOUSE0)」を使おう。分解能800dpiの光学式マウスに、筋肉をマッサージするEMS(Electrical Muscle Stimulation)システム内蔵のパットを付属する。マウスを使いながら、腕や腹部、肩にパットを貼れば、筋肉増強やダイエットができるというスグレモノだ。なおパットの装着は、陰でこっそりと行うことをおすすめする。マウスの左側にある強弱スイッチで刺激の調節ができ、ホイール上部にあるモード切り替えボタンを押せば、3種類の刺激モードに切り替えることができる。マウス本体のほか、パットが2セットとパットケース、パット用ケーブルを付属する。マウスのサイズは幅63.5×奥行き114.5×高さ35.5mmで、接続はUSB対応。価格は5980円。


 また、手のひらがマッサージできるロアスの「震えるマウス(MUS-UKT34W)」も見逃せない。ホイールの手前にあるボタンで振動のオン/オフを行う。手のひらに触れる部分には小さな突起物が円状に付いているので、高いマッサージ効果が期待できる。バイブレーション中はカーソルを動かすことはできないが、クリックは可能。パソコンで同じ姿勢を続けていて肩などがこった場合でも、これで堂々とマッサージができそうだ。読取方式は光学式で分解能は800dpi。大きさは幅100×奥行き55×高さ32mm、接続はUSBで、ケーブルの長さは1.8m。カラーはホワイトのみ。価格は3400円。(WebBCNランキング編集部・井上真希子)


*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など21社・2200を超える店舗からPOSデータを日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで115品目を対象としています。