C4とDRMS、07年3月発売の携帯オーディオ用に電子透かし技術を共同開発

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2006/12/26 16:38



 シーフォーテクノロジー(C4、三住光男社長)は12月26日、ディアールエムソリューションズ(DRMS、穴澤健明社長)と共同で、07年3月末にDRMSが国内で販売を予定している携帯オーディオ用の著作権を保護する電子透かし技術を開発したと発表した。

 DRMSが発売するのは「DD(Digital Disc)」の名称で5月から韓国で販売されている携帯オーディオで、内蔵メモリにあらかじめ楽曲データが保存されている再生専用プレーヤー。韓国のデジタルAV機器ベンチャー、エズマックスが開発した。メモリ容量は32MB-2GBまで搭載可能で独自の音楽圧縮方式を採用しており、分解しても音楽データを取り出すことは難しいという。

 本体には2桁表示のディスプレイを装備、再生機能では「オートリバース」「リピート」「ランダム」といったモードを搭載する。サイズは幅41.5×高さ62×奥行き14.5mm、重さは10g。電源には単4形乾電池を使用する。価格は3000-5000円程度になる見通し。

 DRMSでは国内での「DD」販売にあたり、より強固な著作権保護対策を計画。C4の電子透かし技術「acuagraphy(アクアグラフィ)」を採用することで、保護機能の強化を図った。電子透かしとして挿入するコードには日本音楽著作権協会が推進する「JASRACコード」と日本レコード協会が推進する「ISRC」をおもに採用した。コードは単独だけでなく、組み合わせて使用することが可能で、CDにも応用できるという。