マイクロソフト(MS)は12月19日、同社のOS「Windows Mobile」を搭載した携帯端末の日本発売1周年を記念してイベントを開催、報道関係者向けにも記者会見を開いた。会見にはWindows Mobileを採用する携帯電話会社の担当者も出席し、OSに対する評価などを語った。

 マイクロソフト(MS)は12月19日、同社のOS「Windows Mobile」を搭載した携帯端末の日本発売1周年を記念してイベントを開催、報道関係者向けにも記者会見を開いた。会見にはWindows Mobileを採用する携帯電話会社の担当者も出席し、OSに対する評価などを語った。

 Windows Mobileは、主に「スマートフォン」と呼ばれるPDA(携帯情報端末)型の携帯電話やPHS端末で搭載されており、国内では法人が主要なターゲットになっている。日本での搭載端末第1号は、去年ウィルコムが発売した「W-ZERO3」。以後、NTTドコモの「htc Z」やソフトバングモバイルの「X01HT」などが発売され、現在では3社で合計5機種の端末が販売されている。

 会見の冒頭でマイクロソフトの佐分利ユージン執行役常務は、2010年までに出荷が2億4500万台にのぼるスマートフォンの世界市場動向を述べる一方、「日本には法人向け端末がこれまでなかったが、端末がそろってきたことで、これから市場は伸びる」との見方を示した。また、「07年までに搭載端末を10機種まで広げ、今後3年で(Windows Mobileの出荷本数を)3倍まで拡大したい」と抱負を述べた。

 一方、ウィルコムの太田靖士営業開発部長は「『W-ZERO3』は発売から1年経った現在では端末はもちろん、ワンセグチューナーや5000円もする名刺リーダーといった周辺機器が予想以上の売れ行きで、(スマートフォンの)法人需要の高さを感じている。今後も(端末や周辺機器などを拡充し)スマートフォンの市場を盛り上げていきたい」と語った。

 また、NTTドコモの廣野正彦プロダクトビジネス部開発戦略担当部長は「スマートフォンの登場で、パソコンとケータイの融合が起こっている。その様子を間近で感じられるのは貴重な経験。今後ケータイはWindowsと共に進化し、(Windowsが)可能性を広げてくれると思っている」とWindows Mobileに対する期待を述べた。

 さらに、ソフトバンクモバイルの田中善昭マーケティング本部MD統括部プロダクトマーケティング部部長は「我々が携帯電話事業で展開する『インターネットを閉じた世界から開かれた世界にする』という戦略には、Windows Mobileが必要だった」と採用の理由を語った。また、「今後(その戦略を加速するためにも)、Windows Mobileの世界が広がることを期待している」と述べた。

 マイクロソフトでは12月19-20日まで、東京千代田区の「丸の内オアゾ」1階で「ウィンドウズ ケータイ 一周年記念イベント」と題したイベントを実施する。会場ではウィルコムやドコモ、ソフトバンクの端末を触ることができる体験コーナーを設けたほか、端末活用法などの紹介するミニステージも開く。開催時間は19日が13-18時で、20日は10-16時。

 マイクロソフトでは「とにかく製品を触ってもらって(Windows Mobile)の良さをわかってもらう」(佐分利執行役常務)ことで普及させる考えで、今後もこうした体験イベントを積極的に開催していく方針。