コルグ、CDを超える超高音質1ビットで録音再生できるモバイル・レコーダー

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2006/10/10 16:56



 コルグ(加藤世紀代表取締役)は、1ビット・オーディオ・フォーマットによる録音再生ができる1ビット・モバイル・レコーダー「MR-1000」「MR-1」を、07年春に発売すると発表した。価格は未定。

 「MR-1000」は、超高音質1ビット5.6448MHzでの録音・再生が可能なプロフェッショナル・モバイル・レコーダー。20GBのHDDを内蔵し、CDクラスの音質の場合で最大約30時間、録音することができる。本体内に1000プロジェクトを収録でき、ファイル管理も容易。サウンドフォーマットは、1ビット2.8224MHz DSD、24ビット192kHz PCMなど、幅広く対応する。

 入出力回路に高音質の超低インピーダンス・マイク・プリアンプを搭載し、デジタル、アナログそれぞれの回路へ別々に電源を供給する設計とすることで、高音質を実現。また、きょう体にはアルマイト処理したアルミニウム素材を採用し、軽量さと堅牢さも両立した。電源は、ACアダプタまたは単三乾電池8本を使用する。

 「MR-1000」は、1ビット2.8224MHzでのステレオ録音・再生ができる、高さ約10センチのハンディタイプ。HDDは容量は「MR-1000」と同じ20GBで、CDクラスの音質で最大約30時間、最高音質の1ビット2.8224MHzステレオで約6時間の録音ができる。また、ステレオ・コンデンサー・マイクが付属する。電源はACアダプタまたはリチウムイオン充電池。

 どちらも、独自のオーディオファイル・コンバーターソフト「AudioGate」が付属。PCとUSB2.0で接続し、録音したデータを転送したり、1ビットのDSDフォーマットで録音したファイルをPCMフォーマットへ変換したりできる。DSDドメインでのカット編集やフェイド処理にも対応する。

 1ビット・オーディオは、従来のPCMとは異なり、音声信号の大小を1ビットのデジタル・パルスの密度(濃淡)で表現する方式。回路構成を簡素化できるため、原音にきわめて近い録音・再生が可能になる。「MR-1000」の最高音質5.6448MHzという周波数は、通常の音楽CDのサンプリング・レート44.1kHzの128倍。高いサンプリング・レート、従来のPCM方式よりシンプルな信号処理により、マスター制作やフィールド・レコーディングに最適という。なお、新製品を使った1ビット・レコーディングを紹介するページ「MRスタイル」も同社サイト内に開設した。